「糖尿病が爪を変形させる原因になるの??」

先日、えらく足の爪が巻き爪になっている糖尿病患者さんを見ました。爪が指に食い込んでいるように見え、非常に痛そうでした(;_;)

糖尿病による症状は重篤なものばかりではありません。あまり知られていない変化の一つが爪の変形

どうして糖尿病によって爪に影響が及ぶのでしょうか?そこで気になるのが・・・

糖尿病によって爪が変形する原因

それは、糖尿病によって体のメカニズムに変化が起きるためです!糖尿病と爪の関係についてお伝えしていきますね。

今回は糖尿病による変形の原因について見ていきましょう。

 

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■糖尿病で爪が変形する原因とは?


爪は体の健康状態を表わすと言われています。それは、爪に送られる栄養が不足するようになるから。

糖尿病になると、爪が変形しやすくなります。糖尿病だと栄養が不足するなのでしょうか?

糖尿病で栄養が不足というイメージは湧かないですよね(-_-;) 実は、単純に栄養が不足するのではなく、体のあるメカニズムが関係してくるのです。

そのメカニズムを見ていきましょう!

 
糖尿病によって血糖値の高い状態が長期間続くと、血管が硬く・脆くなる動脈硬化が進行します。動脈硬化が進行すると、全身の血液の流れが悪くなります。

特に体の末端部分である爪の部分は、ただでさえ血液が送られにくい部位。

そこに動脈硬化が加わると、爪とその周辺の皮膚に十分な栄養が送られなくなることで、爪の変形が起こりやすくなるのです。

次のような爪の変形が現れるようになります。

<爪の変形による症状>
・爪が白く濁る
・巻き爪になる
・爪が厚くなる
・爪に線が入る
・爪がでこぼこする

など

 

糖尿病で特に注意をしたいのが巻き爪。たかが巻き爪といって侮ってはいけませんよ!

最悪の場合、足を切断しなければならない危険な状態を引き起こすリスクが高くなってしまうのです。

どういうことなのかを次の章でお伝えしていきますね!

 

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■巻き爪だと特に注意が必要!?


糖尿病でなくても巻き爪になることがありますが、糖尿病の場合は他の要素についても考慮しなければなりません。

巻き爪によって、爪の先端が皮膚に刺さりやすくなります。普通は痛みを感じることによって、爪が皮膚に刺さっているに気づくもの。

しかし、糖尿病により神経障害が進行していると、爪が皮膚に食い込んでも痛みを感じなくなる可能性があるのです!

 
巻き爪でも、痛みを感じた時点で適切に対処すれば、大きな問題にはなりません。

しかし、その痛みがない場合には、傷口に細菌が侵入して炎症・化膿を起こしても、感覚がないため中々気が付くことができないのです。

症状が悪化した場合、皮膚の組織が死滅する「壊疽(えそ)」が起こり、足の切断に至ることもあります。

そのため、糖尿病の場合には、たかが巻き爪とは言えないのです!

そこで、巻き爪が進んでいるかのチェックは痛覚に頼らず、こまめに足の指・爪を目視で確認することが大切。

爪はこまめに手入れし、硬くて切りにくい場合には無理することがないよう、病院で処置してもらうようにしましょうね。

どういう段階を経て壊疽になるかも非常に気になるところ。こちらの記事もご参照くださいませ。
⇒ 糖尿病による壊疽の初期症状とは?2つの異変に要注意!

 

■まとめ

糖尿病だとどうして爪の変形が起こるのかを振り返っておきましょう。

<糖尿病による爪の変形の原因はコレ!>
爪に十分な栄養が送られなくなるから

血糖値の高い状態が長期間続く
 ↓
動脈硬化が進行する
 ↓
血液の流れが悪くなる
 ↓
爪やその周辺の皮膚に十分な栄養が送られなくなる
 ↓
爪が変形する

 
糖尿病によって爪にまで影響が及ぶのは意外かもしれません(^^;) しかし、上記のようなメカニズムによって、爪が変形する可能性があるのです。

動脈硬化によって、爪と併せて目・腎臓・神経などにも合併症が起きる可能性があるので、糖尿病になると色々なことに注意をしなければなりません。

 
特に糖尿病の場合に注意をしなければならないのが巻き爪

神経障害によって痛みの感覚が失われていれば、爪の先端が皮膚に刺さった傷に気付かず、炎症・化膿を起こしてしまう可能性が高くなります。

最悪の場合、壊疽に至り足を切断しなければならないことも・・・

そうならないよう、こまめに足の指と爪を目視で確認することを心掛けていきましょうね!

高血糖だと動脈硬化が起こりやすくなるメカニズムについては、こちらの記事をご参照くださいませ。
⇒ 高血糖による動脈硬化のメカニズムとは!?血管への負担がポイント!

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