「糖質ゼロのビールだったら、糖尿病でも問題ない??」

ビール好きの糖尿病患者さんがこんな質問をしていました。

「糖質ゼロビールだったら、血糖値に影響しないのかな?」と私自身も疑問に思ったので、調べてみました!

実は、ビールの糖質って結構多いんですよ(^^;)

通常のビールでは、350ml缶1本でなんと約10gも含まれているんです!それなら、「糖質ゼロのビールだったら問題ないのでは!」と思いませんか?

そこで気になるのが・・・
糖質ゼロビールなら糖尿病でもOKか

今回は糖質ゼロビールなら糖尿病でも問題ないのかどうかについて見ていきましょう!

 

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■糖質ゼロビールだと糖尿病でも問題ない?


糖質ゼロビールであれば、糖尿病であっても気にせず飲んでもよいのでしょうか?

その答えは・・・
量を気にせずに飲むのはNG

もちろん普通のビールよりは、血糖値を上げにくいです。ただし、量を気にせずに飲んでもよいというわけではありません。

その理由は、たとえ糖質ゼロであってもカロリーは多く含まれているから。

麦芽といった原材料には、多くのカロリーがあるのです!

そのため、糖質はゼロであっても、カロリーはしっかり摂取することになるのです。通常のビールに比べて低カロリーではあるものの、350ml1缶あたり60~100kcalものカロリーを摂取することに(汗)

 
さらに、残念な情報もお伝えしますね(^^;)

糖質ゼロでと表記されていても、完全にゼロというわけではないこと!それは、栄養表示基準に基づく成分表示では、以下のようなルールがあるからです。

※ 糖質ゼロ:飲料100mlあたりの糖質が0.5g未満

微量に糖質が含まれている場合が多いため、少なからず糖質を摂取することになるのです。

 
実は、糖尿病だと糖質やカロリー以外にも、気を付けるべきことがあります。アルコール成分によっても、糖尿病に悪影響を及ぼしてしまうのです。

ビールに含まれるアルコール成分によって、体にどのような影響が出るのでしょうか?

次の章で詳しく見ていきましょう!

 

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■アルコールの体への影響とは?


糖尿病の人が飲酒を制限されるのは、アルコール成分によって以下のような影響が出るためです。

具体的にどう言った悪影響が出るのかを見ていきましょう。

① 食欲を増進する作用がある

アルコールには胃液の分泌量を増やす作用があるため、食欲が増進します。つい食べ過ぎてカロリーオーバーになりかねません。

アルコールの分解が終わると、摂った分のカロリーはしっかり吸収されてしまいます。

そのため、一緒に食べ物を摂ることによって、その後の血糖値が高くなりやすいのです。

② 利尿作用がある

アルコールには利尿作用があり、水分が体外に出ていきます。

糖尿病だと、ただでさえ水分が出ていきやすい状態。アルコール成分によって、その状態がさらに加速してしまうのです。

水分が出ていくということは、血液が濃縮されるということ。つまり、血糖値の上昇につながるわけです。

③ インスリンの分泌が低下しやすくなる

アルコールは血糖値を下げる働きのあるインスリンの働きに影響を及ぼします。

アルコールが体内で分解されてできるアセトアルデヒドがインスリンの分泌を低下させてしまう可能性があります。

インスリンの分泌が低下するということは、血糖値が上がってしまうということです。

 
糖質ゼロビールで糖質がほとんどないにしても、上記のようなアルコールによる影響が出る可能性があるのです。

それでは、糖尿病だとビールを含むお酒は止めた方がよいのでしょうか?

次の章で詳しく見ていきましょう!

 

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■糖尿病だとお酒は止めるべき?


糖尿病患者さんは、原則禁酒が望ましいです。

ただし、以下のような良好な健康状態であれば、制限付きで許可される可能性が高いので、医師に相談してみましょう。

<飲酒が許可される条件の例>
・血糖コントロールが良好で安定している
・体重のコントロールができている
・高血圧や動脈硬化があっても軽度である
・医師からの飲酒に関する指示を守ることができる

 

食事療法と運動療法で治療を行っている軽度の糖尿病患者さんの場合は、許可が出やすいです。

ただし、糖尿病の治療のために飲み薬やインスリン注射を使用している場合は、低血糖が起こる可能性があることから、許可が出ないことが多いです。

医師から飲酒しても良いという指示が出た場合には、飲んでも良いお酒の量や休肝日(お酒を飲まない日)を確認し、その指示を守るようにしっかりと自制心を持ちましょう。

おつまみには、可能な限り血糖値を上げにくいものを選ぶことが大切!

タンパク質が豊富な豆腐・枝豆・刺身・焼き魚・鶏のササミ・卵料理、ビタミンやミネラルの補給に適したサラダ・おひたしなどがオススメですよ。

 
お酒を楽しみにしている人が糖尿病のために禁酒するのは、本当に辛いこと(+_+)

糖質ゼロだと、普通のビールよりは体の影響が少ないです。糖質ゼロビールを適量に留めるという意識を持って、ビールを楽しんでいきましょうね!

 

■まとめ

糖尿病の場合に糖質ゼロビールだとOKなのかを振り返っておきましょう。

<糖質ゼロビールだとたくさん飲める?>
量を気にせずに飲むのはNG
⇒ 糖質はほとんどなくても、カロリーがあるため

 
注意をしたいのが、糖質はほとんどなくても、カロリーはしっかりと加算されるということ。

通常のビールに比べて低カロリーではあるものの、350ml缶1本あたり60~100kcalものカロリーがあるのです!

それに加え、ビールに含まれるアルコールの影響も糖尿病の状態に悪影響を及ぼします。そのため、量を気にせずに飲むのは禁物です。

ただし、大好きなビールをキッパリと止めるのはなかなか出来ないもの(^^;) その点、糖質ゼロビールの方が通常のビールよりは、血糖値を上げにくいという利点があります。

適切な治療を継続しながら、少しでも安全にビールを楽しんでいきましょう!

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