「夏は糖尿病患者さんにとって危険な季節なの??」

私の友人の医師にこんな質問をしたことがあります。当初は”季節と糖尿病の関係”について知りませんでしたが、回答を聞いてスッキリ(^^) 夏は特に気を付けないと、大変なことになりかねないと感じました!

糖尿病には生活上の色々な注意点がありますが、季節にも注意をしなければなりません。実は、糖尿病患者さんにとって、夏は非常に危険な季節。そこで、気になるのが・・・

糖尿病患者さんが夏に危険な理由

その理由で鍵となるのが水分!夏と水分の関係について、糖尿病の特徴を交えながら見ていきましょう。

今回は糖尿病だと注意すべき理由についてお伝えしていきますね。

 

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■糖尿病だと夏は危険な季節!?


糖尿病患者さんにとって、なぜ夏が危険なのでしょうか?その答えは・・・

脱水症状の危険が高くなるから

夏だと脱水症状は誰にでも起こり得るものなのではと思うかもしれません。ですが、糖尿病だとよりその危険性が高くなるのです。

そのメカニズムについて知っておきましょう!

糖尿病になるとインスリンの働きが弱まることにより、血液中のブドウ糖の濃度が高くなります。そこで体内が余分なブドウ糖を排出しようとします。

ブドウ糖はそのままでは排出できないため、水分に溶けた状態にする必要があります。その役割を果たすのが尿です。

血糖値が高いほど余分なブドウ糖を排出するために、尿の量や回数が多くなります。その結果、体に必要な水分まで使われてしまい、脱水状態になりやすくなるのです。

 
糖尿病だと、ただでさえ水分が出て行きやすい状態。それに加えて、気温が高い夏だと汗としても水分が出て行きやすいため、大変危険なのです!

高血糖によって脱水が起きるメカニズムにフォーカスした記事もあります。こちらもご参照くださいませ。
⇒ 高血糖だと脱水になるメカニズムとは?血糖が大きく関係!

 

このような理由から、糖尿病の場合、夏には脱水症状対策を特に意識していくことが大切。

次の章で脱水症状にならないように、注意すべきポイントについてお伝えしていきますね。

 

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■注意すべきポイントは?

脱水症状対策として注意するべきポイントが4つあります。

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

① こまめな水分補給


脱水症状を防ぐには何といっても水分補給が大事です。水分補給は早めにするように心がけましょう。

残念ながら、人の体には水分を蓄えておく機能がありません。喉が渇いてから水分補給をしても、水分が必要な場所に届くまでに時間がかかります。

「喉が渇いてから水分補給するのでは遅い」と言われるのは、このような理由のためです。喉が渇く前の水分補給を意識するようにしましょう。

また、一気に大量の水分を摂るのではなく、こまめに水分を摂るようにしましょうね。

② 夏に食べるものに要注意!


夏は暑さで食欲が減退するため、冷たいものを食べがちです。しかし、この冷たいもので注意すべき食べ物もあります。

夏の食べ物の代表は、そうめん・冷やし中華・アイスクリーム

そうめん・冷やし中華はツルっと食べられるので、ついつい食べ過ぎてしまいがち。しかし、消化されると糖質になってしまうため、血糖値を上げやすい食品なのです。

アイスクリームは夏に重宝しますが、厄介なのがその糖分。アイスクリーム1カップには、角砂糖が5〜7個も入っているんですよ!

血糖値が上がると、脱水症状が起きやすくなるため、これらの食べ物には注意をしていきましょうね。

③ 気温が高い時間帯の外出を控える

脱水症状になってしまうことを避けるには、活動の時間帯を調整することも効果的です。

特に注意をしなければいけない時間帯が12〜16時。この時間帯は1日の中でも、気温が高くなります。

東京都のある1日の気温を見てみると、夜間や朝方は25度程度なのに対し、12〜16時には30度前後の気温が続いています。このような時間帯に長時間屋外にいると、脱水症状の危険がとても高くなります。

健康のためジョギングやウォーキングをしている、という場合でも真夏の炎天下にしてはかえって健康に害になることもあります。夏の間は一番暑い時間を避け、早朝や夕方など比較的涼しい時間に運動するように調整しましょうね!

④ アルコールを極力控える


夏場の暑い時期は、よく冷えたビールなどを飲みたくなるもの。しかし、アルコールは脱水症状の危険を高めます。

水分補給にもなるからと考えて、アルコールを飲み過ぎるのはかえって逆効果。

アルコールは利尿作用が高いため、尿で体から出ていく水分の量が増えてしまうのです。つまり、脱水状態を促進してしまうということ。

夏のアルコールは極力控えるようにしましょうね。

 

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■まとめ

糖尿病だと夏に注意する必要があるのはどうしてかを振り返っておきましょう。

<糖尿病患者さんが夏に危険な理由はコレ!>
糖尿病になると、体内の余分なブドウ糖を排出しようとする

ブドウ糖を水分と一緒に尿として排出

体に必要な水分まで排出される
       +
夏だと汗によって水分が大幅に奪われる

脱水状態になる

 
糖尿病になると、ただでさえ体内の水分が尿として出ていきやすい状態。それに加えて、夏にはによっても、水分がどんどん出ていきます。

つまり、糖尿病患者さんにとって夏は非常に危険な季節だということ。

夏になるとよく脱水症状のニュースを見ますよね(^^;) 最悪の場合、生命にかかわることもある危険な症状でもあります。

自分自身が脱水症状を起こしやすい状態であることを認識して、しっかりと対策をしていきましょうね!

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