「高血糖だと動脈硬化が起こりやすくなるのはどうして??」

検査値などで糖尿病の方の健康状態を確認する機会がありますが、「動脈硬化が進行している方が多いなぁ・・」という気がしていました(^^;) 血糖値と動脈硬化は別々の要因だと思っていたのですが、実は両者には大きな関係性があったのです!
 
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高血糖とは血糖値が正常よりも高い状態のこと。高血糖状態が続くと、血管に影響が出てきます。それは・・・

高血糖だと動脈硬化の進行が早くなる

こんな傾向があるのです!どうしてなのか気になりますね(^^)

それは、高血糖状態が続くことによって、血管に負担がかかってしまうから。血管に負担がかかる状態が続くと、動脈硬化が進行していくというわけなのです。

そこで、今回は高血糖による動脈硬化メカニズムについて見ていきましょう。

 

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■高血糖が動脈硬化を進行させるメカニズムとは?

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高血糖状態が続くと、血管にダメージを与えてしまいます。それは、どうしてなのでしょうか?

高血糖状態とは、血液中のブドウ糖が増え過ぎている状態。高血糖によって、血液中には活性酸素という物質が発生するようになります。

【活性酸素とは?】
「体の細胞を傷つける」「体を酸化(サビ)させる」といった影響を与える物質。鉄が酸化して錆びるように、体内でも活性酸素の影響によって老化の引き金となる。

 
活性酸素によって血管壁にダメージが蓄積され、血管の内膜が傷ついていきます。

健康である場合には、コレステロールは血管で蓄積されず、スムーズに流れていきます。しかし、血管が傷ついてしまうと、その部分にコレステロールが溜まっていきます。そうすると、血管の内腔が狭くなり、血液がスムーズに流れなくなってしまうのです。

これが動脈硬化の進行した状態です。血流が極端に減少する状態になると、心筋梗塞や脳梗塞などの危険な症状につながる場合も。

 
糖尿病になると健常な人と比べて、

動脈硬化になるリスクが6倍程度も高まる

こんなことも言われています!そこで、糖尿病の治療のみならず、早期に動脈硬化を防ぐ対策を取ることも大切となってくるのです。

初期段階の動脈硬化では、自覚症状がありません。自覚症状が現れた時には、血管が既にボロボロの状態となっていることも。即入院となったり、最悪の場合には死に至る可能性もあります。

それを防ぐためには、動脈硬化の状態を調べる検査を定期的に受けることが大切なのです。動脈硬化の検査には、どういった方法があるのかを見ていきましょう。

 

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■動脈硬化を調べる検査とは?

動脈硬化を調べるためには、どういった検査があるのでしょうか?それは、主に下記の2つの検査。

  • 血圧脈波検査
  • 頸動脈エコー検査

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

① 血圧脈波検査

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血圧脈波検査は血圧測定を行うのと同じような要領で行い、5分もあれば結果が出ます。仰向けに寝た状態で両腕両足首の脈と血圧を調べます。

この検査によってわかることは、次の2つです。それは、

  • 動脈の固さの程度
  • 動脈の詰まりの程度

硬い血管であるほど、脈が早く伝わるのです。つまり、脈の伝わりが速ければ動脈硬化が進行しているということ。

また、腕と足の血圧を計測した結果、血液の流れが悪いとその箇所の血圧は低下します。つまり、血管の詰まりの程度が発見できるというわけです。

血管の詰まりは主に下肢の動脈に起きることが特徴的です。

血圧脈波検査について分かりやすく説明している動画を見つけました!下記もご参照くださいませ。
 

 

② 頸動脈エコー検査

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首にある頸動脈は動脈硬化が起こりやすい部位です。頸動脈は脳へ血液を送っているので、脳梗塞を未然に防ぐためにも、非常に大切な部位なのです。

そこで、エコー検査によって、頸動脈の状態を画像で簡単に確認することができます。仰向けに寝た状態で首の部分にゼリーを塗りプローブを当てる検査であり、比較的短時間で終了します。

検査で確認するのは、血液壁の厚さと血管の詰まり具合です。動脈硬化があると、血管壁が厚くなる・血管が細くなるといった状態になります。エコーで観察し、治療方針などを検討します。

エコー検査の優れているところは、

  • 痛みがない
  • 首のどの箇所が詰まっているか分かる

画像で状態を確認できるため、得られる情報が多く、非常に有用な検査です。

 
ご紹介した2つの検査は、どちらも短時間で痛みがないのが特徴。これらの手軽な検査を受けることで、脳梗塞や心筋梗塞といった死に至る可能性のある病気を未然に防ぐ可能性がグッと高くなるのです!

糖尿病による動脈硬化の早期発見・予防のためにも、定期的に検査を受けると安心ですよ(^^)

 

■まとめ

高血糖だと動脈硬化の進行が早くなる理由について振り返っておきましょう。

<高血糖による動脈硬化のメカニズムがコレ!>

高血糖が活性酸素を多く発生する
 ↓
活性酸素の作用によって血管壁が傷付く
 ↓
傷ついた血管の内膜の中にコレステロールなどがたまる
 ↓
血管壁が厚く硬くなる
 ↓

動脈硬化の進行

 
糖尿病だと動脈硬化発症のリスクがなんと… 6倍にも跳ね上がってしまいます∑(゚Д゚) そのため、糖尿病の治療ととともに、早めに対策をしておくことが重要!

ただし、動脈硬化は自覚症状がないため、どの程度進行しているかは実感できません。それを調べるためには、医療機関にて検査を受けることが必要となります。

その検査は、血圧脈波検査・頸動脈エコー検査の2つ。これらの検査は、大きな病院ではなくとも、近くのクリニックでも実施しているところが多くなってきていますよ^^

早期発見によって、動脈硬化が引き起こす病気のリスクを軽減していきましょうね!

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