「糖尿病だと足の傷が治りにくくなるのはどうして??」

私が糖尿病に関するセミナーに参加した時に、この理由を知りました!糖尿病によって様々な病気のリスクが高くなることは把握していますが、足の傷の治りも遅くなると知ってビックリΣ(゚Д゚)


糖尿病が原因で足を切断するという話を聞いたことはありませんか?

足は心臓から遠いため、ただでさえ血流が滞りやすく、傷が重症化しやすい部位。糖尿病だと、さらに足の傷が治りにくくなってしまうのです!

そこで気になるのが、糖尿病だと足の傷が治りにくいのはなぜかということ。その理由は主に3つ。

  • 免疫機能が低下するから
  • 血流が悪くなるから
  • 神経障害が起きるから

今回は糖尿病だと足の傷治りにくい理由についてお伝えしていきます。

それぞれの理由について、詳しく見ていきましょう!

 

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■理由①:免疫機能が低下するから


1つ目の理由は、免疫機能が低下すること。

高血糖状態が続くことによって、免疫に関わる細胞の働きが悪くなるのです。

免疫機能とは、体内に侵入してきた細菌やウイルス等の病原体などの細胞を攻撃し、体を病気から守る働きのことを言います。傷ができた際に免疫細胞で重要な役割を果たすのが、白血球の一種である好中球という血液細胞。

好中球は、体内に侵入してきた病原体などの異物を取り込んで殺菌します(貪食作用)。

しかし、血糖値が高い状態が続くことによって、好中球の働きが鈍くなります。その結果、貪食作用が十分に行われなくなるため、免疫機能が低下するのです!

また、血液中の糖分が栄養となって、細菌やウイルスが活動しやすい体内環境を引き起こしてしまいます。免疫機能が低下している状態に、さらに追い打ちをかけることに。

これらのメカニズムによって、足の傷が治りにくくなってしまうのです。

 
糖尿病によって足の傷が治りにくくなるのは、免疫機能の低下だけではありません。

血液中のブドウ糖の増加によって、血液がドロドロになって血流が悪化することも原因です。

続いて、血流の悪化と傷の治りにくさとの関係について、詳しく見ていきましょう。

 

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■理由②:血流が悪くなるから


2つ目の理由は、血流が悪くなること。

血流が悪くなると、以下の弊害によって傷が治りにくくなります。

  • 細菌やウイルスへの対応が遅くなる
  • 血液が足に行き渡りにくくなる

それぞれについて見ていきましょう。

細菌やウイルスへの対応が遅くなる

怪我などで傷ができると、傷口から侵入してきた細菌やウイルスを好中球が退治しようします。

しかし、血糖値が高いと血液がドロドロしているため、細菌やウイルスに感染した場所まで好中球が進みにくくなります。

その結果、侵入してきたウイルスや細菌に対する対応が遅くなるため、傷の治りが遅くなってしまうのです。

血液が足に行き渡りにくくなる

高血糖でドロドロ状態の血液だと、傷を治すのに必要な酸素や栄養が全身に行き渡りにくくなります

そうすると、通常であれば自然に治る程度の小さな傷も重症化しやすくなることに。

特に、足は心臓から離れているため、血流の悪化の影響が顕著に現れます。傷に細菌が入り込んだ部分が化膿して、足の切断を余儀なくされる壊疽につながる恐れもあるのです。

糖尿病と足の壊疽との関係性については、こちらの記事をご参照くださいませ。
⇒ 糖尿病による壊疽の初期症状とは?2つの異変に要注意!

 
糖尿病によって傷が治りにくくなる理由には、神経障害も関係します。

神経障害と傷が治りにくいことにどのような関連があるのか、次の章で見ていきましょう!

 

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■理由③:神経障害が起きるから


3つ目の理由は、神経障害が起きること。

糖尿病によって神経障害が起きると、痛いという感覚が麻痺して痛みを感じにくくなります。傷があってもなかなか気付かないため、知らぬ間に傷を悪化させてしまうのです。

神経障害による影響が特に出やすいのは

特に擦り傷・切り傷が出来たわけでなくても、足には靴擦れ・タコ・魚の目・水虫・乾燥によるひび割れなど、様々な傷ができやすいのです。

さらに、細菌が繁殖しやすくなる条件も重なります。靴を履いていると通気性が悪いため、汗をかくと高温多湿な状態に・・。

 
傷ができると、通常であればズキズキとした痛みを感じますが、神経障害があると、傷があること自体に気付けないのです!知らぬ間に傷が悪化して治りにくいことに加え、傷を重症化させやすくなります。

傷口が治りにくい状態が続く場合には、早めに糖尿病専門医・フットケア外来・皮膚科などで適切な治療を受けるようにしましょう!

 
以上、3つの理由をご紹介してきました。

糖尿病の診断を受けている場合には、足の傷が治りにくいことを常に意識しておくのが大切。

早期に傷を発見し、重症化する前に適切な治療を行っていきましょうね!

 

■まとめ

糖尿病だと足の傷が治りにくくなるのはどうしてかを振り返っておきましょう。

<糖尿病だと足の傷が治りにくい理由はコレ!>
① 免疫機能が低下するから
② 血流が悪くなるから
③ 神経障害が起きるから

 
糖尿病によって足の傷が治りにくくなるのは、血糖値が高い状態が続くことが根本的な原因。それによって、免疫機能の低下・血流の悪化・神経障害を引き起こすのです。

神経障害の影響で痛みを感じることができず、知らぬ間に傷がどんどん広がる可能性も。特に足の傷は、なかなか気付きにくい部位なので要注意!

傷自体を気が付くことができないのは、非常に怖いですよね(+_+) だからこそ目視でしっかりとチェックしていく必要があります!

糖尿病だと足の傷が治りにくいことを頭に入れ、傷がないか細かく観察するようにしましょうね!

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