「2型糖尿病には、遺伝性があるって本当??」

日本人の糖尿病患者のうち95%を占めている2型糖尿病。

親が2型糖尿病だと自分もなりやすいのではないかと心配ですよね。母が2型糖尿病であるため、私もこのことが結構気になっています(^^;)

2型糖尿病と遺伝の関係について調べていくと、親が糖尿病だと自分も糖尿病になりやすいことが分かりました!そこで気になるのが…

2型糖尿病の遺伝性

注意をしたいのが、遺伝するのは2型糖尿病そのものではなく、糖尿病になりやすい体質ということ!

そのため、生まれた時から2型糖尿病になることが決定しているわけではありません。そのため、自分次第でそのリスクを下げることができます!

今回は2型糖尿病遺伝性について見ていきましょう!

 

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■2型糖尿病の遺伝性とは?


2型糖尿病には遺伝性があるのでしょうか?

その答えの前に、今後は“2型糖尿病”のことを“糖尿病”と表記していきますね(^^)

糖尿病は遺伝するという話を結構耳にしますよね。親が糖尿病であると自分も糖尿病になるのではないかと不安になるものです。

実際、親が糖尿病だと糖尿病になる確率が高くなるのは事実!

片親が糖尿病の場合で27%、両親が糖尿病の場合に58%の確率で糖尿病になるという報告があります。糖尿病の発症要因として、遺伝の影響が関係しているのです!

 
しかし、父親や母親、祖父や祖母に糖尿病患者がいるからといって、必ずしも糖尿病になるとは限りません。また、糖尿病の発症要因は、家族や血縁者の病歴である家族歴だけではありません。

厚生労働省の健康日本21(糖尿病)によると、糖尿病を発症しやすくなる危険因子として、家族歴以外に、加齢・肥満・身体的活動の低下(運動不足)・高血圧・高脂血症などが挙げられています。

糖尿病は要因によって、1型糖尿病と2型糖尿病に分類されます。それぞれの特徴について、簡単に知っておきましょう!

【1型糖尿病】
・ 幼児期から青年期の若い年代での発症が多いが、高齢者も含めてあらゆる年代で発症
・ 日本人の糖尿病患者の約3~5%で、割合としては少ない
・ インスリンを作る細胞が破壊されることが原因
インスリン注射をして、体外からインスリンを補給する治療が必要

【2型糖尿病】
・ 糖尿病になりやすい素質に加えて、肥満・食生活の乱れ・運動不足・精神的ストレスなどの誘因が加わって発症
中高年に多いが、食生活の変化に伴い、最近では若い人にも増えている
・ 日本人の糖尿病患者の約95%を占める
食事療法・運動療法・薬物療法によって治療する

 
糖尿病による遺伝の影響を受けやすいのは、2型糖尿病の方です!

 
糖尿病と聞くと、不規則な食事や運動不足で肥満な人をイメージしますが、実は肥満ではなくとも糖尿病になります。

日本人は欧米人と比較して肥満の人が少ないのに、糖尿病を発症する人が多いのです。肥満でなくても糖尿病を発症するのはどうしてかを見ていきましょう。

 

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■日本人は糖尿病を発症しやすい?


日本人は欧米人と比べて肥満である割合が少ないにも関わらず、糖尿病を発症する人が多いです。それは、日本人が糖尿病になりやすい遺伝要因を持っているから。

日本人とアメリカ人を比較したデータによると、糖尿病の有病率はどちらも人口の8%程度です。

しかし、肥満の判定基準であるBMI{Body Mass Index (体重(kg)÷ 身長(m)×身長(m))}が25以上の人(日本の基準ではBMI25以上が肥満とされる)の割合を見ると、

  • 日本人:約20%
  • アメリカ人:約70%

日本人の方が3分の1以下であるにも関わらず、糖尿病を発症する割合が多いのです。つまり、日本人は糖尿病を発症する確率が高いということ!

 
日本人は、農耕民族の遺伝子を受け継ぎ、穀類や魚介類を中心とした食生活をしてきました。そのため、脂肪の摂取量も少なく、インスリンの分泌量が少量で済んでいました。

一方、欧米人は、狩猟民族の遺伝子を受け継いで来ました。狩猟民族は肉食が中心で、動物性脂肪の多い食事に適応するため、インスリンを多く分泌していました。

しかし、戦後、日本でも食生活の欧米化が進み、高カロリー・高脂肪食を摂るようになりました。さらに、自動車や公共交通機関の発達によって体を動かす機会が減って運動不足が加わって、糖尿病の人が急増したのです。

糖尿病が急増したのは、もともと膵臓のインスリン分泌能力が欧米人より低い日本人の体質では適応できないほど、食習慣や生活習慣が変化したためだと考えられています。そのため、日本人は糖尿病になりやすいという特徴があるのです。

 
糖尿病になりやすい遺伝要因があっても、全ての人が糖尿病になるわけではありません。糖尿病になりやすい体質でも、糖尿病の発症リスクを抑えることはできるのでしょうか?

続いて糖尿病になるリスクを下げる方法について見ていきましょう!

 

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■糖尿病になるリスクを下げるには?

家族に糖尿病の人がいること、日本人は欧米人に比べてインスリン分泌能力が低いことは、糖尿病を発症しやすい遺伝的要因にはなるものの、全ての人が糖尿病にかかるわけでもありません。

糖尿病になりやすい遺伝要因に、食生活の乱れや運動不足など糖尿病を引き起こしやすい環境因子が重なると、糖尿病の発症につながります。そのため、糖尿病になるリスクを下げるような生活を日常から心がける必要があるのです!

では、糖尿病を予防するためには、日常生活でどのようなことに注意すれば良いのでしょうか?

気をつけるべきポイントについて詳しく見ていきましょう。

① 食生活に気を配る


糖尿病を予防する食生活としては、カロリーの摂り過ぎに注意するだけでなく、下記の栄養素をバランスよく摂ることが大切です。

  • 体のエネルギーを作る働き:炭水化物・タンパク質・脂質
  • 体の調子を整える働き:ビタミン・ミネラル
  • 便秘の防止や血糖値の上昇を抑える働き:食物繊維

 
また、食事の仕方に関しても、

  • 早食い・だらだら食い・ながら食いをしないようにする
  • 朝昼晩3食をできるだけ均等に食べる
  • 夜遅い時間に食べるのをやめる

このようなことを工夫をし、食事による急激な血糖値の上昇や脂肪の蓄積を防ぐようにしましょう。
 

② 運動を続ける


運動によって、血液中のブドウ糖が筋肉を動かすエネルギー源として消費されるため、血糖値が下がります。

糖尿病対策としての運動は、ブドウ糖をエネルギーに変え、脂肪を燃やそうとする時に酸素が必要なので、多くの酸素を体内に取り込める有酸素運動が適しています。その中でも、体に負担が少なく手軽に始められるウォーキングがおすすめです。

ウォーキングは少なくとも週3日(できれば毎日)・1日15~30分で、体に無理のない範囲で続けるようにしましょう。
 

③ ストレスをためないようにする


ストレスは、血糖値を上昇させるホルモンを分泌させることにつながります。

趣味を楽しむ、ゆっくりお風呂につかる、リラックスできる時間を取るなどの方法で上手にストレスを解消するようにしましょう。
 

④ 定期検診を受ける


糖尿病は自覚症状が出にくい病気ですので、自覚症状が出た頃には病状がかなり進行してしまっているという場合も多いです。

定期検診人間ドックなどを活用し、糖尿病を早期発見・治療すれば、進行を防ぐことができます。

 
家族歴のあるなしに関わらず、我々日本人は糖尿病を発症しやすいことを念頭に置きましょうね!

糖尿病を発症してしまうと、糖尿病の治療は大変なものがあります。そのため、糖尿病を予防する生活習慣を行うことが何より重要です!

 

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■まとめ

2型糖尿病の遺伝性について振り返っておきましょう。

<2型糖尿病の遺伝性はコレ!>
・片親が糖尿病の場合:27%
・両親が糖尿病の場合:58%
の確率で糖尿病になるという報告がある!

 
遺伝するのは糖尿病そのものではなく、糖尿病になりやすい体質。そのため、生まれた時から糖尿病になることが決定しているわけではありません。

元々日本人は糖尿病になりやすい人種であることに加え、親が糖尿病であることで確率が高くなるのです。

糖尿病になりやすい遺伝的体質に、食生活の乱れや運動不足など糖尿病を引き起こしやすい環境因子が重なると、糖尿病の発症につながってしまいます。

糖尿病のリスクを下げる生活を日々心掛けて、発症を防いでいきましょうね!

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