「糖尿病だとトイレの回数ってどのくらいなの??」

糖尿病の患者さんは、よくトイレに行く傾向があることを発見しました!前にトイレに行ってから1時間も経ってないのにトイレに・・・そんな場面を何度か見ました(^_^;)

18f3473c6dd2120e96c0396934342430_s

糖尿病で血糖値をコントロールできていないと頻尿になります!つまり、トイレの回数が増えるということ。

そこで気になるのが・・・
糖尿病によるトイレの回数

目安が分かれば、今後の対策につなげやすいですよね(^^) どのくらいの回数だと、糖尿病による頻尿が起きているのかをお伝えしていきます!

今回は、糖尿病によるトイレ回数はどのくらいなのかについて見ていきましょう!

 

スポンサードリンク


■頻尿の頻度はどのくらいが目安?


トイレが近い・トイレの回数が多いといった症状を頻尿と呼びます。

日本泌尿器学会によると、一般的に朝起きてから寝るまでの間に、排尿回数が8回以上の場合を頻尿としています。(糖尿病の有無に関係なく)

ただし、この定義だと活動中の時間のみですよね(^^;) 糖尿病による頻尿が起こると、夜寝ている間にもトイレに行く場合が多いです!

夜寝ている間に、2回以上トイレに行くことを夜間頻尿と呼びます。これらの条件を加味すると、下記のことが言えます。

糖尿病によるトイレの回数は・・・
1日10回以上

日中に8回以上・夜に2回以上を目安と考えるのがよいでしょう!

 
7時間睡眠の人が日中に8回、夜に2回トイレに行くと仮定すると、起きている間は2時間に1回はトイレに行き、夜は3時間に1回はトイレで起きるということ(^_^;)

特に、夜中にトイレで目が覚めてしまうと、熟睡できずに日中眠気が出てしまいますよね。そのため、トイレに行く回数が多い程、日常生活への支障が大きくなるのです。

 
ただし、排尿回数には個人差があります。たとえ、1日あたりの回数が8回以下の場合でも、本人が尿の回数が多いと感じていれば、頻尿に該当することも。

特に注意が必要なのは、以前はそれほどトイレに行く頻度が高くなかったのに、ある時期から明らかに尿の回数が増えるケース。この場合は、頻尿になっている可能性が高いです!

頻尿に加え、尿の量が多い・尿から甘いにおいがする・尿が泡立っているといった症状がある時は特に要注意。糖尿病が進行している可能性がありますので、早めに医療機関を受診するようにしましょう!

糖尿病による頻尿はどういったことが原因で起こるのでしょうか?

次の章で詳しく見ていきましょう!

 

スポンサードリンク


■糖尿病による頻尿の原因とは?

糖尿病による頻尿はどういったことが原因なのでしょうか?その原因は下記の2つ。

  • 水分の多量摂取
  • 膀胱に関わる神経の障害

それぞれの原因について詳しく見ていきましょう!

水分の多量摂取

039905
原因の1つ目は水分の多量摂取

糖尿病を発症すると、血糖値を下げる働きをするインスリンというホルモンの分泌が減少、もしくは働きが低下します。ブドウ糖がエネルギー源としてうまく利用されないため、血糖値が上昇することに。

そうすると、血糖の濃度を薄めようとして血液中の水分量が増えてしまいます。

通常、必要な水分は腎臓の働きによって体内に戻ります。しかし、高血糖状態であると、体内の血糖を排出する働きが強くなり、多量の水分を尿として排出しなければならないことに(;_;)

 
頻尿になって体から水分が出ていくと、喉の渇きが起こり、その分の水分を補給。このように、

頻尿→喉が渇く→水分の多量摂取→尿量の増加→頻尿→・・・

といった悪循環を繰り返すのが糖尿病による頻尿の特徴です。

こんなメカニズムが起きている場合は、糖尿病による頻尿の可能性が強く疑われます!

膀胱に関わる神経の障害

291371
原因の2つ目は膀胱に関わる神経の障害

糖尿病の合併症である糖尿病神経障害としてよく知られているのは、手足の末梢神経の障害ですが、自律神経にも障害が起こります。

自律神経は、自分の意思とは関係なく体の機能をコントロールする神経。心臓などの臓器を動かす・体温を調節する・血圧を維持するといった働きをします。

尿を排出させる働きを担う膀胱も自律神経でコントロールされています。尿が一杯になったことを知らせる神経、膀胱を収縮させて排尿させる神経、尿道を開いたり止めたりする神経の3つの神経の作用によって排尿が行われます。

しかし、自律神経の障害が起こると、尿意の伝達が正常に行われなくなります。そうすると、膀胱に尿がたくさん溜まり切っていない状態でも、尿意を感じてしまい、頻尿を引き起こすのです。

 
医療機関を受診するのはもちろんですが、自分自身での頻尿対策も必要不可欠。

次の章でその対策についてお伝えしていきますね!

 

スポンサードリンク


■頻尿改善のためにやるべきことは?

糖尿病による頻尿は、根本的な原因である血糖値のコントロールを行わない限り、頻尿の改善にはつながりません。

血糖値をコントロールするためには、糖尿病に詳しい専門医で診察や指導を受け、適切な治療を続けることが最も重要です。しかし、自宅でも常に生活習慣の改善を行わなければ、病院での治療の効果も十分に上がりません!

そこで、具体的にどのようなことに注意して日常生活を送ればよいかを見ていきましょう!

① 水分の摂り方に注意を払う

452681
水分の摂り方に関してのポイントは主に3つ。それぞれについて詳しく見ていきましょう。

必要な分をしっかりと摂る

糖尿病で血糖値が高い状態が続くと、体内の水分がどんどん尿として排出されて脱水状態になるため、頻尿を抑えたいと考えて水分を控えるのは危険。必要な水分はしっかりと摂るようにしましょう!

水分摂取の目安としては、1日あたり1500~2000mL程度が適量です。

ただし、腎臓の病や心不全などを併発している場合は水分量の制限があります。その場合は、医師の指示に従うようにしましょうね。

こまめに摂るようにする

一度の多くの水分を摂っても、体に負担がかかってしまう上、体にうまく吸収されずに尿となって排出されてしまいます。そのため、水分は回数を分けてこまめに摂るようにしましょう。

朝起きてすぐ・毎食後少し経ってから・体を動かした後・お風呂の後・寝る前などにコップ1杯程度の水分を摂ると、自然に少しずつ水分補給ができます。

飲み物の種類に注意する

糖尿病の方の日常の飲み物としては、水か麦茶が適しています。

特に、アルコールやカフェインの入っている飲み物(コーヒー・紅茶・緑茶など)は、利尿作用によって体の水分が尿として出てしまうので避ける方が良いです。

また、ジュース・炭酸飲料・スポーツドリンクなどの甘い飲み物は、さらに血糖値を上げる原因になるので、極力避けるようにしましょう。
 

② 食事の栄養バランスを常に意識する

seikatsusyukan_lowcalorie
各々の糖尿病の病状に最も適した食事の内容については、医師や管理栄養士と相談していきましょう。

適正なカロリーに抑えることや、ブドウ糖の元となる炭水化物の摂り過ぎには、十分注意すること。さらに、タンパク質・脂質・食物繊維・ビタミン・ミネラルといった様々な栄養素をバランスよく摂ることが大切です。

炭水化物・タンパク質・脂質のカロリーのバランスは、炭水化物が55~60%・タンパク質が15~20%・脂質が20~25%程度が適正です。

また、1日3食をできるだけ決まった時間に均等に食べる、よく噛んで食べることを意識しましょう!

糖尿病の食事療法の詳しいポイントについては、こちらの記事をご参照くださいませ。
⇒ 糖尿病の食事療法のポイントとは?大事なポイントはこの3つ!

 

③ 適度に運動をする

286634
運動の中でもウォーキングなどの有酸素運動を行うと、そのエネルギー源として糖分が使われるため、血糖値を下げる効果があります。

きついと感じる運動は、心臓・膝・腰に負担をかける恐れがある上、もともと運動嫌いであるとすぐに挫折してしまう原因にもなりかねません。

ウォーキングは、少なくとも週3日(できれば毎日)、1日15~30分程度が理想。自分の体力やその日の体調に合わせて歩く時間や距離を調整し、無理のない範囲で継続するようにしましょう!

糖尿病の運動療法の効果については、こちらの記事をご参照くださいませ。
⇒ 糖尿病の運動療法の効果とは?この3つによって改善へ!

 

水分の摂り方・食事・運動などの生活習慣を改善し、血糖値のコントロールが良くなると、糖尿病に伴う頻尿の症状は徐々に治まっていきます!

生活習慣の改善を行い、頻尿を改善させていきましょうね!

 

■まとめ

糖尿病によるトイレの回数はどのくらいなのかについて、振り返っておきましょう。

<糖尿病によるトイレの回数はコレ!>
1日10回以上

 
内訳としては、日中に8回・夜に2回の合計10回を超えた場合が、頻尿の目安と言えます。日中は2時間に1回、夜中に2回と考えると、結構な回数ですよね(+_+)

確かに血糖値の高い糖尿病患者さんを見ていると、結構な頻度でトイレに行っている印象を受けます。出ていく量が多い分、水分の摂取も多いですしね(^^;)

糖尿病による頻尿は、血糖値をコントロールしない限り、根本的に解消することはできません!

医療機関を受診して糖尿病の治療を行うと共に、自分自身でも水分の摂り方・食生活・運動に気を配って対策を行うようにしましょうね!

(Visited 6,398 times, 3 visits today)