「糖尿病の改善のための運動療法ってどんな効果があるの??

糖尿病である私の母は元々運動の習慣がありませんでしたが、先生から運動をするように指示を受けてから、しぶしぶ始めることに…。しかし、その時に運動療法の効果を具体的に教えてもらったため、今でも継続できています^^

b434b212d642a8e103ca78eb5547a7bb_s

適度な運動を続けることで、血糖値が下がるという話を一度は耳にしたことがあるかと思います。糖尿病の人が運動療法を行う効果は主に3つ。

  • 血糖値を下げる
  • インスリンの作用を高める
  • 基礎代謝を高める

運動療法は、食事療法・薬物療法と共に、糖尿病を治療とする柱となります。3つの効果を頭に入れて、糖尿病の改善につなげていきましょう!

今回は、糖尿病運動療法効果についてお伝えしていきますね。

 

スポンサードリンク


■効果①:血糖値を下げる

152856
糖尿病の治療には運動を続けるのが重要だということは広く知られていますが、まずは直接的に血糖値を下げる効果について見ていきましょう。

運動をするためには筋肉を動かすためのエネルギーが必要であり、エネルギーの元となる血液中のブドウ糖が大量に消費されます。運動をすることによって、血液中の余ったブドウ糖が筋肉の細胞内に取り込まれるため、血糖値が下がるのです。

 
一口に運動と言っても様々な種類の運動がありますよね。糖尿病の運動療法として、酸素を体内に取り入れることで糖質や脂肪を燃焼させる有酸素運動が効果的。その中でも、ウォーキングが適しています。

それは、体への負担を少ないからです。速度や時間を調整することで、運動の強さを変えられるので、運動が苦手という人でも体に安全で続けやすいという特徴があります。

そのため、糖尿病の運動療法にはウォーキングが最適ですが、以下の2点に注意をして運動すると、より効果的に血糖値を下げることができるでしょう。

◎ 食後1時間頃の運動

食事によって炭水化物を摂取すると、血糖値が上がります。食後1時間頃に運動をすることが、血糖値を下げるのに最も効率的です。

◎ 運動時間は15~30分程度

20分以上続けて運動をすると脂肪がより多く燃焼され始めるので、30分程度行えれば効果的です。しかし、運動が苦手な人だと、いきなり30分歩くのは無理だと感じて挫折してしまう恐れがあります。

最初は15分程度から始めてウォーキングの習慣をつけ、次第に30分まで時間を増やすようにすると良いでしょう。
 

運動が食後に1時間頃に行うのがベストな理由に関しては、下記の記事をご参照くださいませ。
⇒ 血糖値は運動のタイミングで下がり方が変わる!?効果的なのが食後!

 

スポンサードリンク


■効果②:インスリンの作用を高める

body_suizou_good
運動が血糖値を下げる効果は、運動をした時だけに生じるものではありません。

糖尿病の運動療法効果の1つであるインスリン作用の向上は、定期的な運動を継続していれば、運動を終えた後も持続するのです。

作用の向上とは、インスリン抵抗性を改善し、インスリン分泌を上げること

インスリン抵抗性とは、膵臓から分泌されるインスリンが、標的とする筋肉や脂肪の細胞に十分作用しない状態のことを言います。インスリンが分泌されてもインスリンの効きが悪いため、血糖値が下がりにくくなります。

インスリン抵抗性が高いと、インスリンとその受容体が結合できず、ブドウ糖が細胞内に入っていけなくなるのです。

そこで、運動によってインスリン受容体を活性化し、インスリンの効きが悪い状態を改善する必要があります。

 
継続的に運動することでインスリン抵抗性を改善できると共に、インスリンの分泌の活性化にもつながるので血糖値が下がりやすくなります。ただし、運動によるインスリン作用の向上効果は3日で低下しますので、あまり間を空けると運動の効果が見込めなくなります。

運動療法の効果が低下するのを防ぐには、少なくとも週3回、できれば毎日行うのが理想です。しかし、気分が優れない時に運動をすると怪我につながりますし、続けようという意欲も低下…。そうならないように、運動に慣れるまでは無理のないペースで取り組むようにしましょうね。

 
糖尿病を治療するためには、一時的に血糖値を下げれば良いわけではなく、長期的に血糖値を下げるように体の状態を改善する必要があります。

継続的な運動療法は、インスリンの抵抗性を改善し、インスリンの分泌を活性化して血糖値を下げるため、根本的な糖尿病の改善に効果を発揮するのです!

 

スポンサードリンク


■効果③:基礎代謝を高める

537548
運動を続けることで基礎代謝が高まる効果もあります。同じ量の活動で多くのエネルギーを消費できると、血糖値をより効率的に下げるのに効果的。

普段の生活で、特に活動をしていない時でも、生命の維持のために呼吸をしたり、臓器を動かしたり、体温を維持したりしてエネルギーを消費しています。人が生きていく上で最低限必要なエネルギーを基礎代謝と言いますが、運動によって筋肉を増やして基礎代謝が上がると、日常生活で同じだけの活動をしても、消費できるエネルギーを増やせるのです。

基礎代謝が低いと、運動していない時に消費されるエネルギーが少ないため、体脂肪がたまりやすく、肥満を引き起こしやすくなります。

肥満によって内臓脂肪が増えると、インスリンの働きが悪くなって糖尿病を悪化させてしまいます。

一方、基礎代謝が上がれば、運動していなくても消費されるエネルギーが多くなるのです。そうすると、体脂肪が燃焼されやすくなり、太りにくい体質へと変化し、血糖値も下がりやすくなります。

 
ただし、運動をして基礎代謝が上がったからといって、その分沢山食べても良いわけではありません。運動療法と共に、食事療法もきちんと継続するようにしましょう。

運動療法によって基礎代謝を上げ、血糖値を下げやすい体質づくりを行っていきましょうね。
 

運動とともに食事にも気を付けていきましょう。食事療法のポイントについては、こちらの記事もご参照くださいませ。
⇒ 糖尿病の食事療法のポイントとは?大事なポイントはこの3つ!

 

■まとめ

糖尿病の運動療法の効果について振り返っておきましょう。

<運動療法の効果はコレ!>
① 血糖値を下げる
② インスリンの作用を高める
③ 基礎代謝が高める

 
糖尿病の人に最適な運動はウォーキングですが、効果を持続するにはやり方が大切です。食後1時間頃に、1回あたりの時間は15~30分行うようにしましょう。

運動療法による効果は1~2日は続きますが、3日以上経つと薄れてしまいます。少なくとも週3回、できれば毎日行うのが理想です。

私の母は週に5回散歩コースを決めてウォーキングを行っています。当初は糖尿病の改善のために行っていましたが、最近ではウォーキングをすると、気分もスッキリするとのこと(^^)

運動を継続させていくためにも、楽しみながら行って糖尿病を改善させていきましょうね!

(Visited 427 times, 1 visits today)