「痩せていれば血糖値は低い値なんじゃないの??」

私もしばらくこんなイメージを持っていました(^^;) しかし、意外にも痩せている方でも、血糖値が高い場合が結構多いんです!

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肥満によって内臓脂肪が増加すると、インスリンの働きが低下するため、血糖値が上がりやすいです。しかし、見た目は細身でも、血糖値が高くなって糖尿病になる可能性があるのです!

そこで、「痩せているのに血糖値が高いのは、どうしてなんだろう(・_・?)」という疑問が湧きました。というわけで、その原因について詳しく調べてみました!

たとえ痩ている場合でも、血糖値が高くなる原因が下記の2つ。

  • 脂肪筋の影響
  • 遺伝子の影響

この2つの影響がどういったことなのかを詳しく見ていきましょう!

今回は痩せてるけど血糖値高い原因についてお伝えしていきますね。

 

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■原因①:脂肪筋の影響

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原因の1つ目は脂肪筋の影響です。

脂肪筋ってなかなか聞き慣れない言葉ですよね。脂肪筋とは、脂肪が筋肉の細胞内に溜まる状態のことを言います。

見た目に太っているのが肥満であるとは限らず、たとえ見た目は痩せていても、筋肉の中に脂肪が蓄積されている場合があります。痩せている人でも、脂肪が占める割合(体脂肪率)が高ければ肥満となり、一般的には隠れ肥満と呼ばれています。

 
脂肪筋による血糖値への影響にはどういったものがあるのでしょうか?

日々の不摂生によって脂肪が増えると、筋肉の中にも脂肪が溜まるようになってしまいます。

インスリンの作用によって筋肉がブドウ糖を取り込みますが、脂肪筋が多いとインスリンの効きが悪くなり、筋肉のブドウ糖を取り込む機能が低下します。その結果、見た目は痩せていても、血糖値の高い状態を引き起こしてしまうのです。

 
どうして脂肪筋が増えるのでしょうか?その原因には以下の2点が挙げられます。

  • 食事で脂肪を摂り過ぎている
  • 運動不足

脂肪筋の解消には食事・運動の生活習慣の改善を同時に行う必要があります。

 
まずは食事の面です。

脂肪の摂り過ぎに注意しましょう。見た目が痩せている人は、量としてはそれほど食べない人も多いですが、脂っこいものを食べたり、油の多い調味料を多く使ったりしているもの。そうすると、知らず知らずのうちに脂肪の摂り過ぎになってしまいます。

特に、外食は美味しさを重視するため、料理に油が多く含まれがちです。可能な限り自炊をして脂肪分の少ない食事にすることや、野菜を多く食べて脂肪の吸収を抑えるようにしていきましょう!

 
続いて運動の面です。

仕事がデスクワーク中心・通勤が車・家でじっとしていることが多いという人は、どうしても運動不足になりがちです。一駅分歩く、買い物に歩いて行くなどによって、日常生活に少しでも歩く機会を増やしていきましょう。

目安としては、1日の歩数が2,000歩以下の人は脂肪筋が増えやすく、1万歩を超える人は脂肪筋が増えにくいと言われています。

運動習慣がない人の1日の平均歩数は、6,000~7,000歩程度です。

そこでおすすめなのが、意識的に毎日30分多く歩くようにすること。これで3,000歩プラスになりますよ!

 
体型が標準もしくは痩せ型であれば、自分に脂肪筋が多いとは中々思わないもの。体重では肥満の数値ではないのに、体脂肪率が高い時は、脂肪筋が多い可能性があります。

特に食事や運動の面で日常生活全般を見直し、体質の改善を図っていきましょう!

 

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■原因②:遺伝子の影響

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糖尿病の発症に遺伝子が関連しているかは人によって異なりますが、「自分は太っていないからー」と油断するのは禁物です。

日本人は欧米人と比べて、飢餓に備えて消費エネルギーを抑え、エネルギーを脂肪として蓄えやすくする倹約遺伝子を持つ人が多いのです。倹約遺伝子があると、体内に脂肪が蓄えられやすくなり、脂肪筋が増える傾向にあります。

体型には現れにくい脂肪筋が筋肉内の細胞に増えると、筋肉での糖の取り込みを低下させ、血糖値が高い状態を引き起こしやすくします。

このように、倹約遺伝子は脂肪筋の増加を招くため、間接的に糖尿病の原因となりますが、直接的に糖尿病の発症リスクを高める遺伝子も存在します。

では、その遺伝子とはどのようなものでしょうか?

 
東京大学大学院教授の徳永勝士氏らが行った研究が、2010年1月に「The American Journal of Human Genetics誌」で発表されました。KCNJ15と呼ばれる遺伝子の特定の変異が、非肥満型の糖尿病の発症に関与しているという内容が記載されています。

遺伝子に特定の変異のある人は、変異のない人に比べて、2型糖尿病を発症するリスクが1.75倍。さらに、体格指数(BMI)が24以下の正常体重か痩せた人に限ると、2.54倍に上昇するという結果が出ています。

KCNJ15という遺伝子は、血中のブドウ糖濃度が高い時に、インスリンの分泌を抑える働きをします。しかし、KCNJ15という遺伝子に特定の変異があると、遺伝子の働きを過度に高めるため、インスリンの分泌量が低下するのです。

そのため、痩せている人でも血糖値が高くなってしまうことに・・。

KCNJ15の遺伝子変異を持つ人は、欧米人より日本人に多い傾向にあります。そのため、日本人は、欧米人と比較してインスリン不足による「痩せ型糖尿病」が多く見られます。

KCNJ15の遺伝子変異を持っているか否かは人によって異なり、現在の医療技術では、個人レベルで調べることは難しい状況です。

 
ただし、遺伝子変異があっても、必ずしも血糖値が高くなるというわけではありません。不規則な生活習慣と遺伝体質が重なることで血糖値に影響が出てしまうのです!

食事や運動などの環境要因は、自分自身でコントロールすることができます。生活習慣に気を付けることで、血糖値の上昇を防ぐことができるのです!

 

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■まとめ

痩せてるのに血糖値が高い原因について振り返っておきましょう。

<痩せてるのに血糖値が高い原因はコレ!>
① 脂肪筋の影響
② 遺伝子の影響

 
見た目は痩せているのにも関わらず、筋肉への脂肪の蓄積による脂肪筋や、糖尿病の発症リスクを高める遺伝子が原因となって血糖値が高くなるのです。

脂肪筋は脂肪の摂り過ぎや運動不足が主な原因。瘦せているのに血糖値が正常よりも高い人の生活習慣アンケートを見ると、外食が多かったり、運動習慣がない人がほとんどでした(>_<)

また、遺伝子の影響による可能性もあります。KCNJ15という遺伝子に関する特定の変異で、インスリンが不足し、痩せ型でも糖尿病を発症するリスクが高くなります。

痩せていても血糖値が高い状態を防ぐためには、食事や運動の習慣が大切。脂肪の多い食べものを避け、1日30分程度プラスで歩くことを意識して、生活習慣を見直していきましょう!

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