「糖尿病は口臭の原因にもなるの??」

糖尿病を患っている方の口臭が非常に気になったことがあります。果物が腐ったような臭いがあり、何とも独特でした(^_^;)

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糖尿病という名称からも、尿にブドウ糖が出て甘い臭いが出るのは何となく想像できます。そのため、口臭とは一見関係がないように思いますよね。

しかし、息を吐いた時に「甘い口臭」・「甘酸っぱい口臭」・「卵が腐ったような口臭」のような口臭が出る場合には要注意!糖尿病によるものである可能性があります。

糖尿病による口臭の原因

それは主に2つあります。どういった原因なのかを把握しておきましょう。

 
口臭は自分自身の問題だけでなく、周囲の人にも不快な思いをさせてしまうのが辛いところ(-_-;) 原因を知って対策に努めていきましょう!

それでは、糖尿病による口臭原因について見ていきましょう。

 

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■パターン①:甘い(甘酸っぱい)口臭の場合

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甘い口臭および甘酸っぱい口臭は、呼吸によって肺から上がってくるケトン体という物質による臭いが原因です。

人はブドウ糖をエネルギー源として利用します。血糖値が上がると、膵臓からインスリンというホルモンが分泌され、血液中のブドウ糖が細胞に入り込みエネルギー源として利用する手助けをします。

しかし、糖尿病でインスリンの働きや分泌が悪くなると、ブドウ糖を細胞に取り込めなくなります。そうなると、ブドウ糖の代わりに体内の脂肪を分解してエネルギー源とします。

脂肪を分解する際に生じる物質がケトン体です。

発生したケトン体は、血液を通じて肺に行きつきます。呼吸によって口からケトン体が放出され、甘い・甘酸っぱい臭いのする息が吐きだされてしまうのです。

 
この口臭は極端なダイエットによっても、生じる可能性があるんですよ。白米・麺類・パン・イモ類・砂糖・菓子など糖質の多い食品の摂取を減らす糖質制限ダイエットをすると、体内のブドウ糖が不足するため、脂肪が分解されてケトン体が生じ、甘酸っぱい口臭がする場合もあります。

 
しかし、特にダイエットで糖質を制限しているわけでもないのに、この臭いが続く場合は注意。糖尿病によるものである可能性が高いです。

続いてもう1つの口臭の原因についても見ていきましょう。

 

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■パターン②:卵が腐ったような口臭の場合?

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糖尿病が進行すると、体内の細胞が常に脱水状態になってしまいます。そうすると、十分な唾液の分泌も出来なくなります。

唾液は食物の飲み込みや消化を助ける他に、菌が繁殖するのを防ぐ作用があります。

唾液が減少して口の中が渇くと、口の中で細菌が繁殖して硫化水素を作り出します。硫化水素の発生によって、口の中から卵の腐ったような臭いが生じるようになってしまうのです。

体内の細胞が脱水状態になるメカニズムに関しては、こちらの記事をご参照くださいませ。
⇒ 糖尿病による喉の渇きの原因とは?どのくらいだと危険!?

 
さらに、糖尿病による血流の悪化で細菌に対する抵抗力も低下するため、歯周病が発生しやすくなります。歯周病とは歯と歯茎の間に細菌が繁殖することによって、歯茎に炎症が起きる病です。

細菌が繁殖することで、卵の腐ったような臭いにより拍車をかけることになります。そうすると、強烈な口臭になってしまいます。

 
原因を知ったところで、口臭の対策はどうすればよいのか気になりますね。

続いて糖尿病の場合の口臭対策について見ていきましょう。

 

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■糖尿病の場合の口臭対策は?

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糖尿病による口臭には、糖尿病や歯周病などの治療が最も重要です。ただし、毎日の生活の心掛け次第でも、ある程度の改善が期待できます。

糖尿病の場合の口臭対策として有効な対策としては、以下の3つが挙げられます。

① 規則正しい生活習慣

口臭の原因となるケトン体や硫化水素を極力発生させないようには、日々の生活習慣が非常に大切。そのためには、血糖値を下げる働きをするインスリンの分泌をよくする生活習慣を作る必要があります。

カロリーや糖質を摂り過ぎない食事・適度な運動・過剰なストレスの解消・十分な睡眠・禁煙といった規則正しい生活をしていきましょう。

② 唾液を分泌させる

口の中が乾燥すると、細菌が繁殖して口臭を発生させてしまいます。唾液の分泌を良くして口の中の乾燥を防ぐようにしましょう。

唾液の分泌を増やすには、リラックスをする、しっかりと水分補給をする、ガムを噛むといった対策があります。

ただし、通常のガムには砂糖が含まれていますので、虫歯の原因にならないキシリトールガムを噛むのがオススメですよ。

③ 歯周病の治療

歯周病があると、口臭の原因となる他に歯の寿命が短くなるので、早めに治療を行うようにしましょう。歯科を受診することで検査や治療を受けることができます。

また、日々の生活で口の清潔を保つよう心掛けていきましょう。

歯ブラシ・歯磨き粉・歯間ブラシ・デンタルフロスなどを用いて、食べかすや歯垢がたまるのを防いでいきましょう。その結果、口の中の細菌を減らして口臭を和らげる効果があります。

 

■まとめ

糖尿病による口臭の原因について振り返っておきましょう。

<糖尿病による口臭の原因はコレ!>
① 甘い(甘酸っぱい)口臭
⇒ 体内の脂肪の分解により生成されたケトン体が原因

② 卵が腐ったような口臭
⇒ 唾液の分泌低下や歯周病による菌の繁殖が原因

 

糖尿病による甘い(甘酸っぱい)口臭は、ブドウ糖の代わりに脂肪が分解される際に生じるケトン体が原因。卵が腐ったような口臭は、口の中の乾燥によって発生する硫化水素が原因です。

糖尿病による口臭への対策は、口臭の根本原因となっている糖尿病や、糖尿病によって起こりやすくなる歯周病を治療することが大切です。

糖尿病の治療をしっかりと行い、やっかいな口臭を抑えていきましょう!

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