「低血糖によって脳障害が出るのは、おおよそどのくらいの時間なの??」

先日、低血糖で昏睡状態の患者さんが救急車で病院に搬送されてきました。

その時にふと思ったのが、「この状態が長く続くと、脳に障害が起こる可能性があるよなぁ・・」ということ(;_;)

低血糖によって脳障害が起こるのは、どのくらいの時間が経過した頃なのでしょうか?そこで気になるのが・・・

低血糖がどのくらい続くと脳障害が起きるのか

低血糖による脳障害の怖さについて、十分理解しておくことが大切です。目安を把握して、一刻も早い対処を行うことが必要!

今回は低血糖脳障害が出る時間について見ていきましょう!

 

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■低血糖で脳障害が起きるのはどのくらい?


低血糖がどのくらい続くと、脳障害が起きるのでしょうか?その目安が・・・

昏睡状態から5時間以上

低血糖で意識が無くなったとしても、脳の細胞自体にはブドウ糖が多少残っています。そのため、昏睡状態になったからといって、すぐに脳障害が起きるわけではありません。

ただし、5時間以上経過すると、ブドウ糖が枯渇して脳細胞が死滅していくいくのです。

この5時間という時間は一般的な目安であり、当然個人差があることも覚えておきましょう。

 
低血糖とは血糖値が60mg/dl以下になった状態のこと。

低血糖の症状が重症化すると、低血糖昏睡と呼ばれる状態に陥ります。昏睡状態になると、ブドウ糖の欠乏によって脳の機能が低下していきます。

エネルギー源をブドウ糖とする脳細胞は、低血糖の状態に弱いです。ブドウ糖が不足している状態が長く続くと、脳細胞が徐々に死滅していきます。

それが脳障害という後遺症を引き起こす原因となるということ。

 
低血糖の初期症状としては、やる気の低下・集中力の低下・眠気など、意識レベルの低下が起こります。

上記のような初期症状が現れたときに、本人や周りの人が気づいて、糖分を摂取すれば昏睡状態になるのを防げます。

低血糖症状が現れた際に、理想的なのがブドウ糖の摂取。砂糖などの糖よりもブドウ糖がベストです。

ブドウ糖がない場合には、ラムネでも代用できますので、覚えておくとよいでしょう(^^)

ブドウ糖が低血糖解消に有効な理由については、こちらをご参照くださいませ。
⇒ ブドウ糖が血糖値上昇に効果的なのはどうして?その理由がコレ!

 

脳障害によって脳障害が起きると、具体的にどんな症状が出るのでしょうか?

次の章で詳しく見ていきましょう!

 

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■脳障害によってどんな症状が現れるの?


脳障害によって、どんな障害が現れるのでしょうか?代表的な症状が・・・

  • 記憶障害
  • 言語障害
  • 運動障害

このような後遺症が出てくるのです。それぞれについて見ていきましょう!

① 記憶障害

記憶障害とは、記憶を思い出すことができない・新たなことを覚えることができないといった記憶機能の障害のこと。

例えば、人の名前が出てこない、今日が何日なのか何曜日なのか分からなくなってしまうといった症状が出ます。

単なる物忘れとは異なり、日常生活に大きな支障が出ます。

② 言語障害

言語障害とは、失語症と構音障害の2つのタイプがあります。

聞く・話す・読む・書くことに障害が起こるのが失語症。言葉に関する全てのことに支障が出ます。

また、話すことに関する筋肉が障害され、スムーズに話せなくなるのが構音障害

話すことに障害が起こることが特徴です。聞く・読む・書くのは、問題なく行うことができます。

③ 運動障害

運動障害とは、体の自由がきかなくなる障害のこと。

体の自由がきかなくなる、力が入らなくなる、麻痺するなどの症状が現れます。低血糖によって障害された脳の部分によって、部位や症状の程度が大きく変わるのが特徴。

自分の意思で体を動かせなくなるため、日常生活に大きな支障がでます。

 
いずれの場合も日常生活に様々な影響が出るため、これまでのライフスタイルを維持できなくなる可能性が高いです。

残念ながら、低血糖による脳障害に対応した治療法は、まだ確立されておりません。

そのため、一度脳障害が起こってしまうと、完全に元の状態に戻すことは困難のです。脳障害まで至る前に、低血糖症状を食い止めるようにしていきましょうね!

 

■まとめ

低血糖で脳障害が出る時間について振り返っておきましょう。

<低血糖で脳障害が出る時間の目安はコレ!>
昏睡状態から5時間以上

 
昏睡状態から5時間以上経過すると、ブドウ糖が枯渇して脳細胞が死滅していく可能性が高まります。

低血糖で意識が無くなったとしても、脳の細胞自体にはブドウ糖が多少残っています。そのため、早めに対処をしていくことが大切。

一刻も早くブドウ糖を摂取する必要があります。

もしも昏睡状態に陥ってしまうと自分では対処できませんよね(^^;) 本人のみならず、家族など周囲の方も、いざという時の対処を心得ておくことが大切ですよ!

低血糖で脳障害が出る前に、しっかりと対処を行っていきましょう!

万が一、昏睡状態に陥った場合のことを想定して、頭に入れておきたいことがあります。こちらの記事もご参照くださいませ。
⇒ 低血糖昏睡から回復させるためには?絶対に知っておきたい2つの方法!

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