「血糖値を上げるホルモンには、どんなものがあるの??」

近々糖尿病に関する勉強会があるので、血糖値を上げるホルモンについて調べていました!

私は今まで、血糖値を上げるホルモンがどのくらいあるのかをきちんと把握していませんでした(^_^;) 調べた結果、主に5つあることが分かりました!

血糖値を下げる唯一のホルモンはインスリンしかありません。しかし、血糖値を上げるホルモンは複数あるのです!

血糖値を上げる代表的なホルモンがこの5つ。

  • グルカゴン
  • コルチゾール
  • アドレナリン
  • 成長ホルモン
  • 甲状腺ホルモン

それぞれのホルモンにどういった特徴があるのかをお伝えしていきますね(^^)

今回は血糖値を上げるホルモン5つについて見ていきましょう!

 

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① グルカゴン


グルカゴンはどこから分泌されるホルモンなのでしょうか?それは・・・

膵臓

血糖値を下げる役割のあるインスリンと拮抗するホルモン。

グルカゴンは膵臓で10%以下の割合しかないランゲルハンス島という部位で分泌されます。

グルカゴンもインスリンも膵臓のランゲルハンス島という同じところで分泌されますが、分泌元の細胞だけが違うのです。

具体的には、ランゲルハンス島のα細胞からは血糖値を上げるグルカゴンβ細胞からは血糖値を下げるインスリンが分泌されます。

糖尿病の主な原因は、このランゲルハンス島の機能が障害されることで起こります。グルカゴンとインスリンのバランスが変わってしまうのです。

 

② コルチゾール


コルチゾールはどこから分泌されるホルモンなのでしょうか?それは・・・

副腎皮質

腎臓のすぐ上に副腎という組織があります。副腎の外側部分に位置するのが副腎皮質。

グルカゴンと比較して、コルチゾールは血糖値をすぐに上げる即効性はありません。分泌されて数時間後から血糖値を上げる作用が出てきます。

ただし、血糖値を上げる力は非常に強いのが特徴。ステロイドの薬を使うと、血糖値が上がるという話を聞いたことはありませんか?

コルチゾールはまさにステロイドと同じような働きをするのです!

コルチゾールは別名ストレスホルモンとも呼ばれていて、過度なストレスを受けることで分泌量が増加します。

 

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③ アドレナリン


アドレナリンはどこから分泌されるホルモンなのでしょうか?それは・・・

副腎髄質

副腎の内側部分に位置するのが、副腎髄質です。

アドレナリンは自律神経と深い関係性があります。

自律神経とは、消化・体温調整・呼吸など、自分の意志に関係なく働く神経のこと。自律神経は交感神経と副交感神経に分類されています。

交感神経は“闘いの神経”、副交感神経は“休息の神経”と言われており、その効果は真逆。身体を緊張・興奮させるのが交感神経、リラックスさせるのが副交感神経というイメージです(^^)

アドレナリンは交感神経に由来するホルモンなので、身体が緊張したり興奮したりしたときに分泌されます。

日常生活では、特にニコチン(喫煙)やカフェイン(コーヒーなど)の摂取がアドレナリンの分泌増加につながります。血糖値の上昇を引き起こしてしまいますので、要注意です!

アドレナリンと血糖値の関係についての記事もあります。詳しくはこちらをご参照くださいませ。
⇒ アドレナリンで血糖値上昇!この2つのメカニズムが関係している!

 

④ 成長ホルモン


成長ホルモンはどこから分泌されるホルモンなのでしょうか?それは・・・

脳下垂体

脳下垂体は脳の直下にあります。脳の一部がぶら下がっているように見えることから、このような名称がついたと言われています。

脳下垂体の前葉部分から成長ホルモンが分泌されます。

成長ホルモンは、血糖値の上昇とどのような関係があるのでしょうか?

成長ホルモンは、生命活動を維持するために肝臓に働きかけてブドウ糖を増やす働きをします。特に空腹時には、血糖値を上げるために成長ホルモンが多く分泌されるのです。

逆に、血糖値が高い時には、成長ホルモンの分泌は減ります。

人体の成長だけでなく、生命活動の維持にも一役買ってくれているんですね!

 

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⑤ 甲状腺ホルモン


甲状腺ホルモンはどこから分泌されるホルモンなのでしょうか?それは・・・

甲状腺

分泌される場所は、ホルモンの名称通りですね(^^)

甲状腺は喉仏の下にあり、蝶ネクタイのような形をしています。

体の代謝の維持や活性化のために、甲状腺ホルモンが分泌されます。全身のエネルギーを生み出すために、血糖値が上がるのです。

甲状腺に異常が起こると、甲状腺ホルモンの分泌が過剰になったり不足したりします。そうなると、血糖値のコントロールが上手くいかなくなることに。

バセドウ病に代表されるような甲状腺機能亢進症の場合は、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されるので、高血糖を引き起こしやすくなります。

反対に、甲状腺機能低下症のように甲状腺ホルモンの分泌が低下するような場合は、低血糖を引き起こしやすくなります。

 

■まとめ

血糖値を上げる作用を持つ5つのホルモンについて振り返っておきましょう。

<血糖値を上げるホルモンがこの5つ!>
① グルカゴン 
② コルチゾール 
③ アドレナリン 
④ 成長ホルモン 
⑤ 甲状腺ホルモン

 
血糖値を下げるホルモンはインスリンのみです。しかし、血糖値を上げるホルモンは、主に5つ存在します。

血糖値を上げるホルモンがこれだけ存在するのは、人体の生命活動と血糖値が深く関わり合っているということ!

私は、成長ホルモンと甲状腺ホルモンは、当初血糖値を上げるホルモンとして頭になかったので、新たな発見ができました!

また、「血糖値を上げるメカニズムは、こんなにも深いんだなぁ~」と実感(^^)

血糖値を上げるホルモン5つについて、しっかりと頭に入れておきましょうね!

血糖値を下げるホルモンであるインスリンとグルカゴンの関係に関する記事もあります。ぜひこちらもご参照くださいませ。
⇒ インスリンとグルカゴンの関係とは?両者の働きで血糖値を調整!

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