「壊疽になると、どれだけ痛いんだろう??」

こんなことを患者さんが話しているのを耳にしました。

過去に壊疽を起こした糖尿病の患者さんを見たことがありますが、その方はそれほど痛そうではなかった記憶が(^_^;)

壊疽で足が黒く変色しているのを見たことがあるかもしれません。糖尿病が原因で起こる場合が大半です。

壊疽とは体の組織が腐敗した症状のこと。細胞が死んだ状態になってしまい、見た目が黒く変色してしまいます。

そこで気になるのが・・・
壊疽は痛みを感じるのかどうか

想像するだけでとても痛そうな感じがしますね(;_;)

ものすごく痛いのでしょうか?それとも感覚が麻痺して、痛みを感じなくなっているのでしょうか?

今回は壊疽痛みを感じるのかどうかを見ていきましょう!

 

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■糖尿病による壊疽は痛みを感じる?


壊疽は痛みを感じるのでしょうか?その答えは・・・

痛みを感じない場合が多い

その理由は、糖尿病による神経障害で感覚が鈍くなっているためです。

糖尿病によって神経障害が起こるのは、血糖値が高い状態が続いて、神経の働きに支障が出るから。痛み・温度・触感などの感覚が徐々に鈍っていくのです。

この感覚の異常は、始めは足の裏の痺れや違和感などちょっとした症状。しかし、症状が進行すると、痛みを感じなくなる程度の異常に変わっていきます。

やがてはスリッパを履いているかどうかも分からない程度に(;_;)

 
壊疽でも痛みを感じない場合が多いのは、感覚が鈍くなっているもしくは無くなっているためなのです。

症状の進行段階の途中では、痛みを感じることもあります。しかし、症状がかなりの段階まで進んでしまうと、感覚が麻痺して痛みさえ感じなくなるということ。

 
壊疽が起こるのって大半の場合が足です。それはどうしてなのでしょうか?

壊疽が足に起こりやすい理由について、次の章で見ていきましょう!

 

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■壊疽は足に起こりやすい!?


壊疽が足に起こりやすいのは、どうしてなのでしょうか?それは・・・

病変に気付くのが遅れるから

足は靴下や靴を履いていることが多いため、ただでさえ目に触れる回数が少ない部位

その上、感覚が鈍くなっていると、外傷・靴ずれ・火傷に気付くのが遅れることによって、壊疽にまで進行する可能性が高まるのです!

 
また、糖尿病だと免疫力が低下しているため、細菌感染しやすい状況にあります。

健康な人にとってはすぐに治ってしまうような小さな傷でも、糖尿病の人にとっては、壊疽の原因となり得るのです!

こうした小さな傷が進行しないうちに処置できれば、壊疽にまで至りません。問題は高血糖により起こる神経障害

神経障害が進行すると、痛みや温度の感覚が鈍くなっていきます。

合わない靴を履いていても靴擦れに気付かず放置してしまう、お風呂の温度が熱くて火傷をしているのに気付かない、といったことがあります。

始めは小さな傷でも、処置をせずに放置をしてしまうと、壊疽に至ることがあるのです!

 
壊疽が進行すると、足を切断しなければならないこともあります。それは絶対に避けたいですよね(;_;)

そのため、その前の段階で発見・治療につなげていかなければなりません。

神経障害が起こっている場合は、痛みがない状態で壊疽に進行する可能性があることを頭に入れ、目視で足の状態を定期的にチェックしていきましょうね!

 

■まとめ

壊疽と痛みの関係について振り返っておきましょう。

<壊疽だと痛みを感じる?>
痛みを感じない場合が多い

 
壊疽で痛みを感じない場合が多いのは、糖尿病による合併症が大きく関係しています。それは、神経障害で感覚が鈍くなっているもしくは失われているため。

壊疽という見た目には痛々しい状態なのに、痛みを感じないというのは怖いですよね(;_;)

ただし、神経障害が起きたからといって、すぐに壊疽になるわけではありません。最初は、外傷・靴ずれ・火傷といった小さな傷です。

感覚が麻痺していると、痛みを感じにくいもしくは感じないため、小さな傷に気付くのが遅れます。そうして、症状が悪化していくことに・・。

痛みを感じない場合が多いため、しっかりと目視で足の状態を確認していくことが大切!

壊疽に進行させないよう、適切な血糖コントロールをしっかりと行っていきましょうね(^^)

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