「糖尿病が元の原因で胸の引き起こすことがあるの??」

病院では、患者さんが胸の痛みを訴えて救急車で運ばれてくるケースがあります(汗) その患者さんの中には、糖尿病を患っている方が結構多いんですよ(+_+)

糖尿病は血糖値が高くなる病気です。一見つながりがなさそうな糖尿病と胸の痛み。両者にはどんな関係があるのでしょうか?

そこで今回ピックアップした内容が・・・
糖尿病と胸の痛みの関係性

それには、血管の状態が大きなポイントとなります。糖尿病によって血管の状態がどう影響していくのかを交えてお伝えしていきますね!

今回は糖尿病による胸の痛みについて見ていきましょう!

 

スポンサードリンク


■糖尿病だと胸の痛みを引き起こしやすくなる!?


糖尿病だと胸の痛みを引き起こしやすくなるのは、どうしてなのでしょうか?その主な原因が・・・

動脈硬化が進行するから

糖尿病だと動脈硬化が進行しやすいため、心臓の筋肉(心筋)への血流が低下するリスクが高くなります。心筋が酸素や栄養不足になるために、胸の痛みを伴う心臓病を引き起こしてしまうのです。

心筋への血流が低下する大きな理由として、心臓を取り巻く動脈である冠動脈が動脈硬化を起こし、血管が狭くなったり詰まったりするから!

糖尿病によって血糖値が高い状態が続くと、血管が傷つきやすくなります。傷ついた血管の内壁に悪玉コレステロールなどが蓄積して、動脈硬化が進行しやすい状態に・・。

 
国立がん研究センターによる研究において、糖尿病の人は、血糖値が正常な人より心臓病を発症するリスクが約3倍に上昇するという結果が(+_+)

この研究では、東北地方から沖縄県までの地域に住む、心臓病にもがんにもなっていない40~69歳の男女約3.1万人について、2006年まで平均12.9年間追跡調査を行っています。

調査の対象者を、正常群・糖尿病境界群・糖尿病群に分類し、それぞれのグループでの心臓病の発症率を調査しました。

その結果、心臓病の発症率は糖尿病だと高くなることが明らかに!正常群を1とした場合、糖尿病境界群では1.65倍、糖尿病群で3.05倍という結果が出たのです。

 
心臓病を発症すると、具体的にどんな症状が出るのでしょうか?心臓病の代表である狭心症・心筋梗塞それぞれについて見ていきましょう!

まずは狭心症からお伝えしていきますね!

 

スポンサードリンク


■症状①:狭心症


狭心症は冠動脈という心臓の血管が狭くなって、心筋に十分な酸素や栄養が送られなくなった状態。

狭心症を発症すると、胸の痛み圧迫感といった発作が起こります。発作による症状は胸の狭い範囲に起こるだけでなく、左肩から左腕・胃の周辺・背中・のどなどに痛みが広がることも。

狭心症は運動中や安静にしている時の状況によって、労作性狭心症安静時狭心症に分けられます。

それぞれについて見ていきましょう!

労作性狭心症

運動をしたり興奮したりすることによって、心臓に負担がかかった時に起こる狭心症。このような状態のときは、心臓が活発に動くため、心筋にも多くの酸素が必要となります。

しかし、動脈硬化で冠動脈が細くなっていると、十分な血液が行き渡りません。その結果、心筋が酸素不足となり、胸の痛みが出るのです。

安静時狭心症

安静にしている時や寝ている時に突然起こる狭心症。冠動脈が急に細くなって心臓への血流が不足し、心筋が酸素不足に陥ることで発症します。

夜間から早朝・体が冷えた時・飲酒や喫煙をした時などに起こりやすいです。

 
冠動脈の動脈硬化が進行すると、血管がさらに狭くなることによって、将来心筋梗塞を発症するリスクが高くなります。

次の章では、心筋梗塞を発症するとどのような症状が現れるのか見ていきましょう!

 

スポンサードリンク


■症状②:心筋梗塞


心筋梗塞は冠動脈が詰まってしまい、その先の血管に血液が流れなくなって心筋の細胞が死滅(壊死)する病気。

心筋梗塞を発症すると、胸部の激しい痛み・締め付け感・圧迫感が症状として現れます。また、痛みは30分以上持続し、冷や汗・顔面蒼白・強い不安感・呼吸困難・吐き気などを併発することもある危険な症状!

心筋梗塞は、発見や治療が遅れれば遅れるほど、心筋の細胞の壊死はどんどん進行してしまいます。壊死の範囲が広くなると、心臓の収縮や拡張ができなくなって生命に関わる危険な状態に・・。

心筋梗塞の発作が起こってからの対応が遅れると、死に至ることや後遺症が残る恐れがあるため、一刻も早く救急車を呼ぶことが重要。

 
糖尿病だと、狭心症や心筋梗塞の原因となる動脈硬化が進行しやすいため、注意が必要です。

狭心症や心筋梗塞などの心臓病を予防するには、糖尿病の治療を継続的に行い、動脈硬化の進行を抑えることが非常に大切。また、定期的に心電図検査などの心臓の検査を受け、心臓病の早期発見や早期治療につなげていきましょう!

 

■まとめ

糖尿病で胸の痛みを引き起こす原因について振り返っておきましょう。

<糖尿病で胸の痛みを引き起こす原因はコレ!>
動脈硬化が進行するから

 
糖尿病だと動脈硬化の進行が早くなるため、胸の痛みを引き起こすリスクが高くなります。

胸の痛みを引き起こす狭心症や心筋梗塞などの心臓病は、心臓にある冠動脈の動脈硬化が原因。血管が狭くなることや詰まることによって、心臓の血流に障害が起こりやすくなるのです。

狭心症や心筋梗塞によって救急車で運ばれてくる患者さんは、本当に苦しそうな方もいます(;_;) データだけでなく体感的にも、糖尿病を患っている方がやはり多いです・・。

糖尿病の方が狭心症や心筋梗塞を予防するには、動脈硬化の進行を抑えることが重要!適切な糖尿病の治療を行うことや、定期的に心臓の検査を受けるようにしていきましょうね!

高血糖だと動脈硬化が進行しやすくなる原因については、こちらの記事をご参照くださいませ。
⇒ 高血糖による動脈硬化のメカニズムとは!?血管への負担がポイント!

(Visited 2,115 times, 1 visits today)