「HbA1cが10%を超えると、どんな症状が出るの??」

HbA1cが10%以上というのは、非常に高い数値。私は先日、糖尿病患者さんの血液検査の結果で10.6%という数値を見ました!10%を超える値はそうそう見ないので、ビックリしましたΣ(゚д゚lll)

HbA1cは糖尿病の診断基準や、糖尿病の血糖コントロールの指標として用いられる数値のこと。6.5%以上が糖尿病の診断基準に該当します。

それを考えると、HbA1cが10%というのは、とっても危険な状態!そこで気になるのが・・・

HbA1cが10%以上で現れる症状

血液検査の結果でHbA1cが10%以上という結果が出た際には要注意!これほどの数値が出た場合、糖尿病の病状がどのようになっていくのかも、併せてお伝えしていきますね。

今回はHbA1c10以上症状について見ていきましょう!

 

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■HbA1cが10%以上だとどんな症状が出る?


糖尿病は基本的に自覚症状が現れにくい疾患。症状が進行しないと症状として気付かないことから、サイレントキラーとも呼ばれていますね!

HbA1cが10%以上だと症状は現れるのでしょうか?その答えは・・・

自覚症状が現れない場合が多い

HbA1cが10%以上とかなり血糖コントロールが悪い状態であっても、基本的に糖尿病の自覚症状が現れないのが非常に怖いところ(;_;)

個人差がありますが、口渇・多飲・多尿・体重減少といった症状が現れることも。ただし、このような自覚症状が現れた頃には、糖尿病がかなり進行している可能性が高いです。

 
「HbA1cが10%を超えているけど、自覚症状はないよー」という場合でも注意が必要!

一見体調に何の問題もないように見えても、血糖コントロールが悪い状態が続いていることは事実。気付かないうちに体の状態が悪化している可能性が高いです。

では、HbA1cが10%以上の状態が長期間続くと、どのような危険があるのでしょうか?

次の章で詳しく見ていきましょう。

 

■この状態が続くと危険!?


HbA1cが10%以上が長期間続くと、どんな危険があるのでしょうか?それは・・・

高い確率で合併症が現れること

個人差はありますが、5年以上この状態が続くと、ほとんどの人に以下のような症状が現れます。

【現れる可能性がある合併症】
<糖尿病性神経障害>
・ しびれや痛み
・ 感覚の麻痺
など

<糖尿病性網膜症>
・ 飛蚊症
・ 視野狭窄
・ 視力の低下
など

<糖尿病性腎症>
・ むくみ
・ 息切れ
・ 倦怠感
・ 食欲不振
など

 
これらの合併症は糖尿病の三大合併症と呼ばれ、手や足先・網膜・腎臓にある血管が障害を受けることで起こります。

糖尿病性神経障害では、足にできた小さな傷から細菌が感染して壊疽(えそ)を起こし、足の切断を余儀なくされることもあります。

糖尿病性網膜症では、最悪の場合失明する恐れがあります。糖尿病が原因で失明する人は、国内で毎年3,500人以上もいるんですよ!

糖尿病性腎症では、腎臓の機能が極度に低下した腎不全の状態になると、人工透析が必要になります。糖尿病が原因で透析を始める人は国内で年間14,000人以上もおり、透析導入の原因となる病気の第1位でもあるんです(;_;)

 
HbA1cが10%以上という高い数値のまま、適切な治療を行わずに放置するのは非常に危険!それは、生命に関わったり、生活の質を著しく低下させる恐れのある合併症を発症するリスクが上がるからです。

では、血液検査を行って、HbA1cの値が10%以上という結果が出た場合、どうすればよいのでしょうか?

次の章で詳しく見ていきましょう。

 

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■早急な治療が必要!?


HbA1cの値が10%以上という場合は、様子を見ても大丈夫なのでしょうか?その答えは・・・

早急な治療が必要

それは、自覚症状がなくても合併症がどんどん進んでいる可能性があるから。

早急な治療といっても、何科を受診すればよいのかを知りたいですよね!そんな場合には、「糖尿病内科」「内分泌・代謝内科」「代謝内科」といった科を受診するようにしましょう。

さらに、糖尿病専門医がいる医療機関だとなおよいでしょう。日本糖尿病学会のホームページの専門医検索から、専門医と医療機関名を検索して探すこともできますよ!

 
糖尿病の合併症は、早い段階から適切な治療を続けてHbA1cの値を下げることができれば、進行を遅らせることが可能!

ただし、自覚症状がないからといって放置し、治療の開始が遅れてしまうと、合併症の進行がどんどん進んでしまいます。そうなると、治療を開始してもすでに手遅れで、元の状態への回復が不可能といった事態にもなりかねません。

そんなことにならないよう、早急に適切な治療を開始していきましょう!
 

■まとめ

HbA1cが10%を超えた場合には、どんな症状が出るのかを振り返っておきましょう。

<HbA1cが10%以上だと症状は現れる?>
自覚症状が現れない場合が多い

 
口渇・多飲・多尿・体重減少といった症状が現れることもあります。(個人差が大きい)

HbA1cの値が10%以上というのは、非常に危険な状態。ただし、こんな状態でも、糖尿病の自覚症状が現れない場合が多いんです。それがサイレントキラーと呼ばれている所以ですね(^_^;)

口渇・多飲・多尿・体重減少といった自覚症状が現れる場合には、糖尿病がかなり進行している可能性が高いです。

冒頭で紹介したHbA1cが10.6%の患者さんも、自覚症状はないとのこと。気付かぬうちにどんどん体が蝕まれていくのは、非常に怖いですね(;_;)

HbA1cが10%以上という場合には、早急に適切な治療を行っていきましょう!

合併症が悪化した場合にどうなるのかは、こちらの記事をご参照くださいませ。
⇒ 糖尿病の末期症状とは?恐ろしいこの3つに要注意!

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