「HbA1cが6.5%だと危険な状態なの??」

職場の先輩が健康診断の結果で、HbA1cが6.5%でした!項目判定の欄には、“経過観察”とのコメントが記載されていたとのこと(;_;)

最近は健康診断などで、HbA1cという検査項目が結構出てくるんですよ!特に意識をすべきなのが、6.5%という数値。

そこで気になるのが・・・
HbA1cが6.5%の意味合い

HbA1cが6.5%以上だと、今後危険な状態になる可能性があるのです!それには、膵臓の機能が大きく関係しています。

HbA1c6.5%だと危険な状態になる可能性があるのは、どうしてかを見ていきましょう!

 

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■HbA1cが6.5%とはどんな状態?


どうしてHbA1cの6.5%という値を意識しなければならないのでしょうか?それは・・・

糖尿病の可能性が高いから

HbA1cが6.5%以上だと、糖尿病の診断基準の1つに該当し、糖尿病疑いと判定されることに。ただし、最終的な糖尿病の診断はHbA1c単独ではされず、血糖値も糖尿病の診断基準に合致していることが必要です。

HbA1cが6.5%以上であり、下記のいずれかにも該当すると、糖尿病と診断されます。

  1. 空腹時血糖値が126mg/dl以上
  2. 75gOGTT(75g経口ブドウ糖負荷試験)で2時間値が200mg/dl以上
  3. 随時血糖値が200mg/dl以上

 
このように、HbA1cと血糖値はどちらも糖尿病の診断基準に含まれていますが、両者にはどのような違いがあるのでしょうか?

HbA1cは、血液中のブドウ糖と結びついたヘモグロビンの割合を示す数値(%)のこと。過去1~2か月の血糖の平均的な状態が反映され、長期的な血糖コントロールの状態を把握できます。

一方血糖値は、100mlの血液中に何mgのブドウ糖が含まれるかを示す数値(mg/dl)のこと。採血を行った時点での血糖状態を把握できます。

血糖値とHbA1cの違いの詳細については、こちらの記事をご参照くださいませ。
⇒ 血糖値とHbA1cの違いとは?両者の特徴を分かりやすく解説!

 

HbA1cが6.5%以上の状態を放置すると、どのような危険が生じるのでしょうか?

それには、膵臓の機能が大きく関係しています!血糖値が高いほど、膵臓に負担がかかってしまうことに(;_;)

どのように膵臓へのダメージが蓄積されていくのかを次の章で見ていきましょう!

 

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■HbA1cが6.5%以上だと膵臓にダメージが蓄積!?


HbA1cが6.5%以上の状態が長く続くと、膵臓へのダメージがどんどん蓄積されていきます。それは、高血糖状態が続くことによって、インスリンを分泌する膵臓のβ細胞が頑張りすぎるから。

健康な状態であれば、食事などで血糖値が上がると、膵臓のβ細胞からインスリンが分泌され、血糖値が下がります。

しかし、多量のインスリンを分泌し続けていると、次第に膵臓が疲弊していきます。やがて、β細胞は十分なインスリンを分泌できなくなって、機能が低下することに。

膵臓の疲弊が長く続くと、やがてβ細胞は死滅してしまいます。残念ながら、一度死滅したβ細胞は再生することがないため、残ったβ細胞にかかる負担はさらに大きくなるのです。

その結果、膵臓のダメージが加速度的に進行して、HbA1cと血糖値が上昇していくことに(;_;)

 
こんな状態になるのを防ぐためには、どのようなことに注意をすればよいのでしょうか?

次の章で詳しく見ていきましょう。

 

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■どんなことに気を付ければいいの?


HbA1cが6.5%以上の状態だと、どんなことに気を付けていく必要があるのでしょうか?それは・・・

膵臓にかかる負担を減らすこと

そのためには食事療法・運動療法、必要に応じて薬物療法を継続することが不可欠です。

このような治療を行っても、一度死滅したβ細胞がよみがえることはありません。そのため、早い段階から行うことで、膵臓にかかる負担を減らしていくことが必要なのです!

食事療法・運動療法・薬物療法に関する概要が下記です。

<各治療に関する概要>
【食事療法】
・炭水化物・タンパク質・脂質をバランスよく摂る
・カロリー制限を行う
など

【運動療法】
・最低週3回の運動を1回30分程度行う
・ウォーキングなどの有酸素運動を行う
など

【薬物療法】
・経口薬を服用する
・インスリン注射を行う
など

 
食事療法・運動療法・薬物療法を継続することで、HbA1cの値をコントロールすることができ、膵臓の負担減につながります!

 
HbA1cが6.5%以上になっているということは、一時的に高血糖になっているのではありません。少なくとも1~2か月以上高血糖の状態が続いているということ。

血液検査を行ってHbA1cが6.5%以上という検査結果が出たら、たとえ自覚症状がなくても、医療機関で定期的に検査を受けていくことが大切です。

早期に適切な治療を行えば、β細胞の機能の低下を阻止して、膵臓への負担を軽減することができます。インスリン分泌低下を防ぎ、膵臓の機能を長持ちさせていきましょうね!

 

■まとめ

HbA1cが6.5%だとどんな状態なのかを振り返っておきましょう。

<HbA1cが6.5%はこんな状態!>
糖尿病の可能性が高い

 
HbA1cが6.5%というのは、糖尿病の診断基準に該当する値

この状態が長く続くと、インスリンを分泌する膵臓のβ細胞にダメージが蓄積されていきます。次第に膵臓が疲弊し、β細胞は十分なインスリンを分泌できなくなって機能が低下、もしくは死滅してしまいます。

一度死滅したβ細胞は再生することがないため、食事療法・運動療法・薬物療法によって膵臓への負担を軽減していくことが大切。

取り返しのつかない状態になるのは、非常に怖いですよね(+_+) そうならならないように、生活習慣を変えることが非常に大事だと思います!

冒頭で紹介した職場の先輩は、HbA1cが6.5%という値が結構ショックだったよう(^^;) ほぼ毎日だった晩酌を週1回に減らし、つまみも極力カロリーの少ないものに切り替えたと言っていました。

規則正しい生活習慣を作って、膵臓の負担を少しでも軽減していきましょうね!

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