「血糖値と便秘は関係があるの??」

糖尿病の患者さんからこんな質問を受けました!残念ながら私は、この質問に回答することができず(;_;)

そこで、血糖値と便秘の関係性について調べてみることに!

糖尿病は、血糖値が高い状態が続く疾患。血糖値と便秘には一見関係がないように思うところですが、実は両者には大きな関係があるのです!どうしてなのか気になりますよね。

血糖値が高い状態が続くことによって、便秘が起こる原因。それは、腸の機能に影響を及ぼす神経の影響が関与しています!

今回は血糖値便秘関係性について見ていきましょう。

 

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■血糖値が高いと便秘を引き起こす!?


血糖値が高い状態が続くことによって、どうして便秘を引き起こす可能性があるのでしょうか?その原因は・・・

自律神経の障害

自律神経は、自分の意思とは無関係に働き、人間が生命を維持していく上で欠かせない機能の調整を行う神経のこと。例えば、呼吸・食物の消化吸収・排泄・血液循環・代謝・体温などの調整を行っています。

糖尿病で血液中のブドウ糖の濃度が高い状態が続くと、自律神経が障害される可能性があるのです!自律神経の障害によって生じる症状の1つが便秘ということ。

 
自律神経は食物の消化吸収や排泄に深く関わっています。自律神経の障害によって、便を肛門へと送り出す腸の蠕動運動が不規則になり、便秘を引き起こしてしまうのです。

糖尿病が原因となる自律神経障害は、血糖値を良好にコントロールする治療を行わなければ、改善されることはありません。

そのため、糖尿病による便秘の症状がある場合、食事療法・運動療法・薬物療法によって血糖コントロールを行うことが必要!

 
それでもまずは、日常的に悩まされる便秘を何とかしたいですよね(^^;)

便秘の改善を目指し、血糖コントロールにも有効な方法を次の章でお伝えしていきますね!

 

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■糖尿病による便秘を改善するには?

自律神経の障害による便秘を改善するには、地道な努力が必要です。体質を改善するのに、特効薬的な方法は残念ながらありません(+_+)

便秘改善に有効な方法は主に次の2つ。それは・・・

  • 食生活の改善
  • 定期的な運動

それぞれの方法について、詳しく見ていきましょう!

① 食生活の改善

食べ過ぎは胃腸に負担をかけ、便秘の原因になります。消化が追い付かなくなる消化不良の状態を引き起こしてしまうのです。

そのため、腹8分目の食事をしていくことが大切!

また、下記のような食材を積極的に食事に取り入れると、さらに効果的です。

食物繊維を多く含む食材

食物繊維には、不溶性食物繊維水溶性食物繊維があります。

不溶性食物繊維は、胃や腸の中で水分を吸収して大きく膨らむため、腸への刺激を促します。そうすると、蠕動運動が活発になるため、便通が促進されるのです。

一方、水溶性食物繊維は、水に溶けてゲル状になり、胃の中にある食べ物を包み込みます。便の水分量を増やして、便通の促進につながります。

どちらか一方だけでは、便秘の改善につながりません。便通の改善のためには、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維を2:1のバランスで摂るのが理想的。

それぞれの食物繊維の食材が下記です。

<不溶性食物繊維>
・玄米
・野菜(しそ、グリーンピース、モロヘイヤ、そら豆、ごぼうなど)
・豆類
・イモ類

など

<水溶性食物繊維>
・海藻類
・キノコ類
・こんにゃく
・果物(プルーン、レモン、きんかん、干し柿、干しブドウなど)

など

オリゴ糖

オリゴ糖は善玉菌を増やして腸内環境を整えます。低カロリーで血糖値を上げないため、糖尿病と便秘の両方に有効

オリゴ糖カロリーは1gあたり約2kcalで、砂糖の約半分と低カロリーです。さらに、人間の消化酵素ではほとんど分解されないため、小腸では吸収されず、血糖値を上昇させないのが特徴。

小腸で吸収されないオリゴ糖は、大腸まで届き、善玉菌の栄養となって腸内環境を改善します。

ただし、摂り過ぎると、人によってはお腹がゆるくなることがあります。1日3~5g程度が摂取量の目安です。

 

② 定期的な運動


定期的な運動によって、便秘解消につながります。

普段から運動習慣がない方は、ウォーキングがオススメ。体の負荷が少なく、便秘解消に効果的だからです。

定期的な運動を行うメリットは、主に2点あります。

下腹部の筋肉が鍛えられること

運動不足によって、排便時に必要とされる下腹部の筋力が低下していきます。そうすると、便を直腸から肛門へ押し出すことが難しくなって、便秘が起こりやすくなるのです。

運動をすることによって、下腹部の筋肉が鍛えられます。そうすると、腸が刺激されて蠕動運動を促し、便秘を改善する効果が高まるのです。

腸の血流が良くなること

運動によって腸の血流が良くなると、腸の働きが活発になり、便秘解消につながります。

そのためには、定期的に運動を続けることが大切。ウォーキングだと、歩くスピードを変えることで運動の強度を調整できるので、運動が苦手な人でも続けやすいです。

 
運動を行うことによって、血液中の余分なブドウ糖が筋肉の細胞内に取り込まれるため、血糖値が下がります。

定期的な運動は、糖尿病と便秘の両方の改善に効果的なので、最低週3回を目安に体を動かすことを心掛けていきましょう!

 

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■まとめ

血糖値と便秘の関係性について振り返っておきましょう。

<血糖値が高いと便秘を引き起こす原因はコレ!>
自律神経が障害されるから

 
糖尿病だと血糖値が高値を示す疾患ですが、その状態が続くと自律神経が障害される可能性があるのです。

自律神経は食物の消化吸収や排泄にも深く関わっています。そのため、自律神経が障害を受けると、便を押し出す腸の運動(蠕動運動)が不規則になり、便秘を引き起こしてしまうことに(;_;)

自律神経の障害が原因である便秘は、血糖値を良好にコントロールしない限り改善されることはありません。そのため、食生活の改善定期的な運動を行うことが重要!

食物繊維を多く含む食材など、便秘の解消に役立つ食材を毎日の食生活に取り入れたり、ウォーキングなどの運動を行うことによって、糖尿病と便秘の両方の改善につながります。

血糖値と便秘の関係性について質問を受けた患者さんには、調べたことをしっかりと伝えることができました(^^) 両者の関係性を知って、非常にスッキリした表情をされてました!

役に立てて私自身嬉しく思いました(^O^)

糖尿病と便秘の両方を対策できるように、日々の生活習慣を大切にしていきましょうね!

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