「糖尿病によって視力が低下するの??」

糖尿病によって視力が大幅に低下した患者さんがいました。元々、両目の視力が1.2ほどあったにも関わらず、0.1以下の状態に・・・

糖尿病の弊害で恐ろしいと言われる症状の1つは、視力が低下すること。糖尿病になってからしばらくは何ともなかったのに、気付いた時には急に視力が低下している可能性があるのです!

そこで気になるのが・・・
糖尿病による視力低下の原因

糖尿病は血液中の糖分が多くなる病気であるため、視力とは一見関係がなさそうですよね。糖尿病と視力にはどんな関係があるのか気になるところ!

今回は糖尿病による視力低下の原因について見ていきましょう。

 

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■糖尿病で視力が低下する原因とは?


糖尿病で視力が低下するということを耳にしたことがあるかもしれません。それでも、糖尿病と視力に何の関係があるのかまでは、知らない方が多いのが事実(^^;)

そのため、ここでさっと頭に入れておきましょう!

糖尿病によって視力が低下する原因は・・・
網膜の血管が障害されるから
 

網膜には、眼球内に入ってきた情報を視覚として映し出す役割があります。糖尿病によって血液中の高血糖状態が続くと、網膜の血管が少しずつ損傷を受けていきます。

血管は酸素や栄養の運搬を担っているため、網膜の血管が障害されていくと、網膜が十分な酸素や栄養を得られなくなります。

そうすると、足りない酸素や栄養を補うために、網膜上に新しく血管が作られます。この新しく作られる血管のことを新生血管と呼びます。

しかし、新生血管には大きな欠点が・・・。非常にもろいため、破れて出血を起こしやすいのです!

出血による視力低下を引き起こしてしまいます。出血によって光が遮られて、視覚情報が網膜に上手く届かなくなるのです。

視力低下は、網膜の血管障害がかなり進行した段階で起こります。ただし、視力低下が起きた後には、あっという間に最悪の事態になる可能性も( ;_; )

そのため、少しの視力低下でも侮ってはいけません!

 
症状が進行した場合、どういう事態になるのか気になりますよね。

続いて症状がこれ以上進行した場合について、見ていきましょう!

 

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■これ以上症状が進行するとどうなる?


糖尿病による視力低下が進行すると、どうなっていくのでしょうか?

目の前に虫のような黒い点が見える飛蚊症や、眼球と網膜が離れてしまう網膜剥離を引き起こす可能性があります。

網膜剥離というのは、眼球と網膜が離れてしまう状態のこと。網膜剥離が進行すると、最終的には失明に至る可能性もあります。

失明まで至ってしまうというのは、とても恐ろしいこと。

 
そこで、症状が進行する前に対処をしていくことが大切!

この状態にならないようにするには、血糖コントロールが欠かせません。

糖尿病を完治させることはできませんが、これ以上の悪化を抑えることはできます!食事療法・運動療法などを実践し、規則正しい生活を送るようにしていきましょう。

またそれに加え、眼科による定期健診を受けることも視力低下を防ぐためのポイント。最低1年に1回は、定期検診を受け、早期発見・早期治療につなげていきましょうね!

 

■まとめ

糖尿病によって視力が低下するのはどうしてかを振り返っておきましょう。

<糖尿病による視力低下の理由はコレ!>
網膜の血管が障害されるから

糖尿病によって血液が高血糖状態になる

網膜の血管が障害されていく

網膜が十分な酸素や栄養を得られなくなる

酸素や栄養を補うべく新しく血管がつくられる

破れて出血を起こしやすい

視力低下

 
糖尿病による視力低下は、何も突然起こるものではありません。症状が徐々に進行していき、10年前後もの長い月日をかけて進行した後で起こります。

視力低下の状態がさらに進行すると、失明の危険性があります!

そうならないように、食事や運動によってしっかりと血糖コントロールを行っていく必要があるのです。また、最低1年に1回は眼科の定期検診を受けるようにしましょう。

冒頭で紹介した患者さんは、眼科の定期検診を全く受けていなかったため、症状が進行するまで放置していた状態でした(;_;) 手術を受けて何とか失明は免れましたが、視力は回復していません・・・

糖尿病だと、視力低下の危険が隣り合わせということ。規則正しい生活・眼科の定期検診によって、早期発見・早期治療につなげていきましょう!

糖尿病によって失明に至る前兆症状については、下記の記事をご参照くださいませ。
⇒ 糖尿病で失明する前兆とは?これらの症状に注意!

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