「グリコアルブミンからHbA1cを出すには、どうすればいいの??」

友人が献血を受けたところ、血液検査にてグリコアルグミンの検査項目がありました。基準値以上に高い値が出ました。その値は17.8%!

友人はHbA1cについては知っていましたが、グリコアルブミンについては分からないとのこと。そこで、グリコアルブミンからHbA1cを計算してみることに(^^)

グリコアルブミンとHbA1cは、ともに体内の血糖状態を表す指標。

血糖状態の変化に伴って、グリコアルブミンとHbA1cの検査値も連動するので、グリコアルブミンからHbA1cを換算して計算することが可能です。そこで気になるのが・・・

グリコアルブミンからHbA1cの計算方法

計算は非常に簡単!ただし、両者には違いもあるため、状況に応じて適切に使い分けることが必要です。

今回はグリコアルブミンからHbA1c計算する方法について見ていきましょう。

 

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■グリコアルブミンからHbA1cへの換算式とは?


グリコアルブミンからHbA1cを計算する換算式は、

HbA1c(NGSP)= グリコアルブミン ÷ 3 + 0.4

NGSPとは国際標準となっているHbA1cの表記法のことです。

グリコアルブミンもHbA1cも、血糖状況を確認するための指標として用いられる検査項目。グリコアルブミンは血液中のアルブミンとブドウ糖が、HbA1cは血液中のヘモグロビンとブドウ糖と結合したものです。

グリコアルブミンの基準値は11~16%、HbA1c(NGSP)の基準値は4.6~6.2%。基準値を超えると、糖尿病の可能性が高いと言えます。

 
冒頭で紹介した友人の例を見てみましょう。

グリコアルブミンが17.7%であるため、
HbA1c = 17.7 ÷ 3 + 0.4

計算式で求められた値は6.3。つまり、HbA1cの値は6.3%ということ。糖尿病の基準を少しオーバーしてますね(^^;)

このように計算式によって、グリコアルブミンからHbA1cを換算することができるのです!

 
ただし、下記のような疾患がある場合には、本来の血糖状態に比べて、グリコアルブミンが低値や高値を示す病態があるので、注意が必要です。

【低値を示す疾患】
ネフローゼ症候群・甲状腺機能亢進症など

【高値を示す疾患】
肝硬変・甲状腺機能低下症など

 
グリコアルブミンもHbA1cも、血糖コントロールの状況や、糖尿病の治療効果を確認する上で重要な検査です。ただし、当然両者には違いもあります。

では、グリコアルブミンとHbA1cでどのような点で違いがあるのか気になるところ・・・

次の章で両者の違いについて詳しく見ていきましょう!

 

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■グリコアルブミンとHbA1cの違いとは?


グリコアルブミンとHbA1cとの違いはどういったことなのでしょうか?それは・・・

血糖状態を把握できる期間

グリコアルブミンは採血から2週間~1か月前、HbA1cは1~2か月前の血糖値の平均を反映しています。

グリコアルブミンとHbA1cで期間に違いが生じる理由は、それぞれの半減期(物質が徐々に減り半分になる期間)が異なっているから。グリコアルブミンは約17日、HbA1cは約29日とグリコアルブミンの方が短くなっているためです。
 

グリコアルブミンは血液中のアルブミンがブドウ糖と結合し、HbA1cはヘモグロビンがブドウ糖と結合してできたもので、おおまかな原理は同じです。

しかし、アルブミンとブドウ糖との結合率は、ヘモグロビンの場合と比較して、9~10倍もあります。そうすると、食後高血糖のような短時間の高血糖でも検査数値に反映されやすいという利点があるのです!

グリコアルブミンは2週間~1か月前程度の中期的な血糖状態、HbA1cは1~2か月程度の長期間の血糖状態を把握できます。そのため、それぞれの検査項目は以下のような状況の時に適しています。

① グリコアルブミンが適しているケース

◎ 中期的な血糖状況を知りたい場合に適する

  • 飲み薬やインスリン注射を始めた時
  • 飲み薬やインスリン注射の種類や量を変更した時
  • 妊娠糖尿病で厳格な血糖コントロールが必要な時
  • 食後高血糖など、短時間の血糖値の上昇を調べたい時

② HbA1cが適しているケース

◎ 糖尿病の診断基準や長期間の血糖状況を知りたい場合に適する

  • これまでの血糖コントロールの状態が分からない時
  • 長期間治療をしている方で、血糖コントロールの状況を調べたい時

 
HbA1cの検査だけでは血糖コントロールの急激な変化は反映されにくいため、食後高血糖などによる短時間の血糖値の上昇を発見できない恐れがあります。

そのため、中期的な血糖状態を確認したい時には、HbA1cよりグリコアルブミンの方が適しています。

グリコアルブミンとHbA1cのそれぞれの検査項目の特徴を知っておくと、適切に使い分けたり、併せて考えることが可能に!そうすると、より的確に血糖コントロールの状況や糖尿病の治療効果を確認でき、合併症の予防や悪化の抑止につなげることができるのです。

 

■まとめ

グリコアルブミンからHbA1cを計算する方法について、振り返っておきましょう。

<グリコアルブミンからHbA1cを換算する計算式はコレ!>
HbA1c(NGSP)= グリコアルブミン ÷ 3 + 0.4

 
グリコアルブミンは血液中のアルブミンとブドウ糖が結合、HbA1cはヘモグロビンとブドウ糖が結合したもの。グリコアルブミンは採血から2週間~1か月前、HbA1cは1~2か月前の血糖値の平均を反映しています。

そのため、グリコアルブミンは、中期的な血糖状態を知りたい時に、HbA1cは糖尿病の診断基準や長期的な血糖状態を知りたい時に適しています。
 

グリコアルブミンの値しか分からない場合には、計算によってHbA1cを換算することができます!

冒頭で紹介した友人は、計算式からグリコアルブミンからHbA1cを求めました。HbA1cが6.3%という値が出たので、「うわぁ~、糖尿病の可能性があるかも!?」と嘆いていました(;_;)

そのため、今後は食事を変えて、運動をしていく決意をしていました!気付きを与えるきっかけとなって、よかったと思います(^o^)

グリコアルブミンとHbA1cのそれぞれの検査項目を知って、自分自身の血糖状態を把握しておきましょうね!

グリコアルブミンが高い原因については、こちらの記事をご参照くださいませ。
⇒ グリコアルブミンが高い原因とは?血糖の状態が大きく関係!

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