「糖尿病だと喉が渇きやすいのはどうして??」

友人の父親が糖尿病なのですが、喉がすぐ渇くとのことで水分を異常に摂っていた時期がありました。なんと、1日に3L前後も水分を摂っていたとのことΣ(゚Д゚)

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通常であれば、運動をしたり味の濃いものや辛いものを食べたりすると、誰もが喉の渇きを感じますが、水分を摂ると喉の渇きは落ち着いてきますよね。

しかし、どんなに水分を摂ってもひどく喉が渇く状態が続く時は、糖尿病の疑いがあります。水分を摂っても喉の渇きが癒されず、大量に水分を摂り続けてしまいます。そこで、

糖尿病で喉の渇きが出るのはなぜか

この原因について知っておきましょう。原因を知って適切な対処を行えば、糖尿病の症状の悪化を最小限に抑えることにつながります。

今回は糖尿病だと喉の渇きやすくなる理由について見ていきましょう。

 

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■糖尿病で喉が渇くのはなぜ?

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水分補給をしてもすぐに喉の渇きが生じる場合、糖尿病の可能性があります。糖尿病になると、どうして異常に喉が渇くのでしょうか?それは…

体の細胞が常に脱水状態になっている

このような状態になるのは、どうしてか気になりますね。詳しく見ていきましょう。

血液中に多く存在するブドウ糖の濃度を薄めるために、体内の細胞にある水分が奪われてしまいます。

通常であれば、必要な水分は腎臓で再吸収されて再度体内に戻ってきます。しかし、糖尿病の場合は、水分の再吸収が十分に行われず、必要な水分までもが尿と共に排出されてしまうのです。

この間で2つの現象が起こっています。それは、

  • 細胞から血液に水分が引き寄せられてしまう
  • 水分を摂っても尿で排出されてしまう

 
これらによって排出される尿量が増えます。尿によって体から水分が出ていくと、脳が「喉が渇いたので水分を補給して欲しい。」という指令を体に送ります。

脳からの指令に基づいて人は水分を補給しますが、糖尿病だと体内の水分が常に不足しているため、どんなに水分を摂っても異常に喉が渇く状態が続くのです。

 
日常生活の中で、尿・便・発汗などによって絶え間なく水分は体の外へ出ていますので、通常であれば喉が渇くというのは問題のないことです。

糖尿病の喉の渇きは健康な場合と比べて、どのような違いがあるのでしょうか?続いてその特徴を見ていきましょう。

 

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■糖尿病による喉の渇き方の特徴とは?

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通常の喉の渇きであれば、水分を補給すれば喉の渇きは解消され、水分を摂っても尿量が極端に増えることはありません。

一方、糖尿病だと喉の渇きを感じて水分を多く摂る状態(多飲)と、尿によってブドウ糖と共に水分がどんどん体外へ出ていく状態(多尿)を繰り返すのが特徴です。

非常に多くの水分を摂り、尿量も多く、水分を摂っても喉の渇きが続く場合は、糖尿病による異常な喉の渇き方と考えられます。

多尿の症状が気になる方は、こちらの記事もご参照くださいませ。
⇒ 糖尿病による多尿の原因とは?それには血糖が大きく関係!

 
ちなみにどのくらいの水分を摂取するようになると危険なのでしょうか?続いてその目安を見ていきましょう。

 

■どの程度水分を摂っていると危険?

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人の体は半分程度水分で構成されています。年齢によって比率は異なりますが、体内の水分量は成人男性で体重の約60%、成人女性で体重の約55%です。

特に体を動かさず汗をかいていなくても、尿・便・皮膚・呼吸から水分は体外に排出されています。そのため、毎日積極的に水分を摂る必要がありますが、適切とされる1日の水分摂取量はどのくらいでしょうか?

1日の水分摂取量は、体重(kg)を30で割った値がおおよその目安。体重60kgであれば2Lとなります。

飲み物として1日に必要な水分の量は、食べ物に含まれている水分(約0.7〜1L)と、食べ物を分解する際に体内で生じる代謝水と呼ばれる水分(約0.3L)を1日の水分摂取量から差し引いた量となります。

そのため、健康を維持するためには0.7~1.3L程度の水分を補給する必要があります。ただし、気温が高い・運動をする時などは多めに水分を摂る必要がありますし、性別や体重によっても必要な水分量は変わって来ます。

 
多めに水分が必要な状況も考慮して、1日2L程度までは問題はないと言えますが、1日にどのくらいの水分を摂るようになると危険なのでしょうか?

危険な状態の目安としては、1日に2.5L以上の水分を毎日を摂っているような場合です。糖尿病の方の中には、1日に3Lや4Lもの水分を摂っている場合もあります。

糖尿病で喉が渇きやすいという場合、水分補給はどのようなことに気を付ければ良いのでしょうか?

最後に、水分補給での注意点についてお伝えしていきますね。

 

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■水分補給はどんなことに気を付ければいいの?

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血液中の余分なブドウ糖を体外に出すためには、単に多くの水分を摂れば良いというわけではありません。

水分を摂り過ぎても排出がさらに多くなり、腎臓に負担をかける恐れがありますので、水分の摂り過ぎは禁物です。糖尿病の人は、効率の良い水分補給によりブドウ糖を排出しやすい環境を作ることが必須です。

体が吸収できる1回の水分摂取量は200~250mlですので、コップ1杯程度の水分を起床後・食前・入浴前後等、1日7~8回程度に分けて飲むのが理想的。食事中や食後の水分の摂り過ぎは、胃酸を薄めてしまい、食物の消化が悪くなる原因になりますので注意が必要です。

 
また、水分補給をする際には、飲み物の種類に気を配りましょう。

水分補給として良いと考えられるのは、水・麦茶・ルイボスティー・そば茶・コーン茶などです。冷たい飲み物は血行を悪くし、消化を妨げてしまいますので、常温か温かい飲み物の方がお薦めです。

一方、糖尿病の恐れがある人が避けたい飲料には、カフェインが含まれる飲み物、アルコール、スポーツドリンク、ジュースが挙げられます。

カフェインが含まれるコーヒー・緑茶・紅茶、またはアルコールは利尿作用によって体内の水分が出てしまいますので、水分補給には適さないです。

スポーツドリンクは、発汗する時に失われがちなナトリウムやカリウム等の電解質を素早く補給できますので、運動の際には適しています。しかし、糖分が多いので運動をしない時には飲まない方が良いです。

また、ジュースは、糖分が多くますます血糖値を上げてしまいます。さらに、カロリーも高く肥満の原因にもなりますので、避けるようにしましょう。

 
毎日の水分補給の際には、1回あたりコップ1杯程度の量を7~8回程度に小分けして飲み、水やカフェインを含んでいないお茶を常温以上の温度で摂取するのが理想的です。

 

■まとめ

糖尿病で喉の渇きが出る理由について振り返っておきましょう。

<糖尿病だと喉が渇く理由がコレ!>
体の細胞が常に脱水状態になるから

 

喉の渇きは、水分補給が必要であることを示すもので、通常であれば問題はありません。

しかし、1日に2Lを超える程の水分を摂り、水分を摂っても喉の渇きが続く場合は、糖尿病による異常な喉の渇き方と考えられます。それは、血液中のブドウ糖の濃度を薄めようとして、体が水分を欲しているから。

そのため、糖尿病の人は十分に水分補給をする必要がありますが、水分を摂り過ぎるとさらに尿量が多くなってしまいます。

効率の良い水分補給には、1回あたりコップ1杯程度の常温か温かい水、カフェインを含んでいないお茶を7~8回程度に小分けして飲むことを心がけるようにしましょうね!

水分摂取量の目安については、下記の記事をご参照くださいませ。
⇒ 糖尿病での水分摂取量はどのくらい?目安がこの程度!

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