「糖尿病が末期になると、どんな症状が出るの??」

糖尿病が悪化していくと、大変なことに! 実際に、糖尿病が根本的な原因で足の切断に至った患者さんを見たことがあります。そのくらい糖尿病の末期の状態というのは、恐ろしいということ(;_;)

初期の段階では、自覚症状が現れない糖尿病。しかし、末期の状態になると、非常に重い症状が出る危険性があります。その症状が主に次の3つ。

  • 失明に至る
  • 人工透析が必要となる
  • 壊疽を引き起こす

どれも恐ろしい症状ですよね。これらはどれも目・腎臓・足に回復不可能なレベルの障害を受けてしまった状態。

末期症状が出るまで悪化させないためには、早い段階で対処をしていきたいものです。

今回は糖尿病末期症状について見ていきましょう。

 

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① 失明に至る


糖尿病による失明は、高血糖の血液によって、目の毛細血管に障害が起きる糖尿病網膜症が主な原因。

糖尿病網膜症によって、目が徐々に障害を受けて、毛細血管が狭くなっていきます。そうすると、網膜の血流が低下して酸素不足に陥ります。

そこで、なんとか酸素不足を補おうとして、新しい血管(新生血管)を作り始めます。しかし、新生血管には大きな欠点が(-_-;) それは、

非常に脆いこと

脆いというのは、ちょっとした衝撃ですぐに出血するということ。出血が起きると、黒い影やゴミのようなものが見える飛蚊症や視力の急激な低下を引き起こし、最終的に失明に至るのです。

 
糖尿病網膜症を発症していても、初期の段階では自覚症状が出ない場合がほとんど。自覚症状を感じた時には、病状がかなり進行してしまっていることが多いのです。

高血糖の状態が続くと、血管に障害を受け続けるため、糖尿病網膜症を発症および悪化させるリスクが高くなります。

糖尿病と診断されたら、たとえ自覚症状がなくても定期的に目の検査を受けることが大切!

糖尿病によって失明に至るまでの過程については、こちらの記事をご参照くださいませ。
⇒ 糖尿病で失明する前兆とは?これらの症状に注意!

 

糖尿病は、目だけでなく、毛細血管が多く集まっている腎臓にも影響を及ぼします。

では、糖尿病によって腎臓が障害を受け、末期まで悪化した場合にどのような症状が出るのでしょうか?

次の章で詳しく見ていきましょう。

 

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② 人工透析が必要になる


糖尿病から人工透析に至るのは、糖尿病性腎症が悪化して、腎臓の働きが極度に低下することが原因。

糖尿病性腎症は、高血糖状態が続くことによって、腎臓の機能が低下する病気です。

高血糖状態が続くと、腎臓の毛細血管が障害を受けていきます。初期の段階では、腎臓の予備能力によって腎臓の働きが維持されるため、基本的に自覚症状は現れません。

しかし、次第に腎臓のろ過機能が低下していき、倦怠感・むくみ・息切れ・嘔吐・吐き気といった症状が現れることに。

 
腎臓の機能が低下すると、次第に自分自身では老廃物や余計な水分を除去できなくなります。そうすると、これらの除去を人工的に行う人工透析が必要になります。

この状態になると、どうなるのかといえば・・・

一生人工透析を続ける必要があること

それは、極度に低下した腎臓の機能を回復させることは不可能だから。

人工透析は、血液透析を行っている病院やクリニックで、1回あたり4~5時間かけて週3回程度行います。

また、24時間365日休みなく働き続けている腎臓の機能の全てを代行できるわけではないので、日頃の食生活にも注意を払う必要があります。

糖尿病によって腎臓が障害されると、どんな症状が出るのかの詳細については、こちらの記事をご参照くださいませ。
⇒ 糖尿病で腎臓からくる症状とは?初期の段階では自覚症状が出ない!?

 

糖尿病が末期状態まで悪化すると、足を切断せざるを得なくなる可能性もあります。それは、糖尿病性神経障害が原因です。

どういったことなのかを詳しく見ていきましょう。

 

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③ 壊疽を引き起こす


壊疽とは皮膚の組織が死んでしまい、腐ってしまう症状のこと。壊疽の状態まで至るのは、糖尿病による神経障害が大きく関係してきます。

では、糖尿病による神経障害から、どのような過程を経て壊疽が起こるのでしょうか?

血糖値の高い状態が続くことで神経障害が起こると、手足のしびれ・痛み・冷え・違和感などの症状が現れます。神経障害が悪化すると、手足の感覚が麻痺し、次第に痛みを感じにくくなります。

 
特に、足は心臓から遠いため、血行が悪くなりがちで、神経障害の影響が出やすいです。

要注意なのが、神経障害によって足の感覚が麻痺してしまうこと!

健康であれば、足に小さな傷ができると痛みを感じます。しかし、神経障害によって足の感覚が麻痺していると、傷があることに気付くことができません。そこに、細菌が入り込むと、知らぬ間に感染が広がることに。

糖尿病だと免疫力が低下しているため、化膿しやすい状態にあります。症状が悪化すると、壊疽を引き起こし、足を切断する必要が出てきます。

そのため、壊疽を未然に防ぐためには、感覚の麻痺が起こる以前の段階で、血糖コントロールを良好に保ち、糖尿病の治療を続けることが重要なのです。

糖尿病による壊疽の初期症状については、こちらの記事をご参照くださいませ。
⇒ 糖尿病による壊疽の初期症状とは?2つの異変に要注意!

 

■まとめ

糖尿病が進行して末期の状態になると、どんな症状を引き起こすのかについて振り返っておきましょう。

<糖尿病の末期症状はコレ!>
① 失明に至る
② 人工透析が必要となる
③ 壊疽を引き起こす

 
糖尿病が悪化していくと、日常生活に大きな支障を来たすようになってしまいます。特に、障害を受けやすい目・腎臓・神経に関係する症状が特徴的です。

症状として現れるのは、ある程度糖尿病の症状が進行してから。初期の段階では自覚症状が出ないので、なおさら怖いですよね。 

足の切断に至った患者さんを見た時のことは、今も頭から離れないほどのインパクトです(;_;)

末期症状に至らせないためには、たとえ自覚症状がなくても、血糖コントロールを行っていくことが大事!食事や運動に気を配って、適切な治療を続けていきましょうね。

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