「糖尿病だと尿の匂いはどう変わってくるの??」

糖尿病である私の母が「あれ?おしっこが変わった匂いがするな…」と感じた時期があると言っていました(^^;)

その時にはすでに糖尿病の診断を受けていたので、もっと早く匂いに敏感であれば、日々の生活習慣により注意を払うことができたかもしれません。

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尿からいつもと違う匂いがしてくるのは糖尿病の症状の1つ。つまり、こういうことも言えます。

尿の匂いが糖尿病のサイン

尿の匂いが糖尿病を発見する重要な手がかりとなるのです!尿の匂いは主に2つのタイプに分類することができます。

糖尿病による尿匂いの特徴について把握をしておき、健康状態に注意を払っていきましょう!

 

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■糖尿病だと尿はどんな匂いになるの?

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糖尿病であるからといって必ずしも尿にブドウ糖が出るとは限りませんが、尿にブドウ糖が出ていると糖尿病の可能性が考えられます。

糖尿病にかかると尿はどのような匂いになるのでしょうか?それは、

  • 甘い匂い
  • 果物が腐ったような甘酸っぱい匂い

この2つ。それぞれの匂いの特徴について詳しく見ていきましょう。

① 甘い匂い

健康な尿は、排尿した直後はそれほどにおわないものですが、糖尿病の人の尿からは甘い匂いがします。その甘い匂いの原因は、尿中に排出されたブドウ糖

尿は血液が腎臓で濾過されて生成されます。ブドウ糖も一緒に濾過されますが、通常であれば尿が膀胱にたまる前に体内へと再吸収されます。

そのため、正常の場合は尿にブドウ糖が排出されることはまずありません。

しかし、血糖値が高くなり、尿中のブドウ糖が多くなると体内に再吸収しきれなくなります。そうなると、尿にブドウ糖が排出され、甘い匂いを発するようになるのです!

② 果物が腐ったような甘酸っぱい匂い

糖尿病の症状がさらに進むと、果物が腐ったような甘酸っぱい匂いを発するようになります。匂いの元となっているのは、肝臓で脂肪を分解する時に発生するケトン体という物質。

通常、人の活動における主なエネルギー源はブドウ糖です。

しかし、体内のブドウ糖が不足したり、インスリンの分泌や働きが悪くなってブドウ糖が有効に利用されなくなったりすると、ブドウ糖に代わるエネルギー源としてケトン体が生成されます。

生成されたケトン体は、血液中に流れるため、最終的に尿に混じって排出されます。

ケトン体が尿に出るのは、体内のブドウ糖をエネルギー源として有効に利用できず、ブドウ糖に代わるエネルギー源としてケトン体が生成されているから。

そのため、尿が甘酸っぱい匂いとなる場合は、糖尿病の症状がある程度進行している状態ということなのです!

 
尿の匂いの他にも糖尿病を見分ける方法があるのか気になりますよね。見た目で分かりやすい「色」はどうなのでしょうか?

続いて、尿の色も変わるのかどうかについて見ていきましょう。

 

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■ちなみに尿の色は変わるの?

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正常な尿の色は薄黄色〜黄褐色をしていて、透き通っています。糖尿病になると、尿に糖が出る影響で尿の色が明らかに変わるのではないかと気になりますよね。

しかし、尿の色だけで糖尿病であるかを判断するのは難しいです。

その理由は、特に尿の色に変化が生じる病気がなくても、尿の色は日常生活での水分の摂取量・発汗量・食生活・飲酒・薬の服用等によって影響を受けやすく、しばしば変化するから。

尿の色が多少濃くなったり薄くなったりする程度の一時的な変化では、糖尿病の心配はないでしょう。

 
ただし、無色透明に近い尿が1日に何度も出て、その状態が続いている場合は、糖尿病の可能性があります。

糖尿病を発症すると、水分と一緒に血液中のブドウ糖を排出しようとするために尿の量が増加します。尿と共に水分が排出されて体内の水分が減るのです。

大量の水分を摂るようになって尿が薄くなり、尿の色が無色透明に近い状態に。

尿の色が無色透明に近く、匂いが気になる場合には、早めに医療機関を受診することが大切ですよ!

 
病院に行けば検査を受けることができますが、糖尿病が疑われる場合、事前に自分で簡単にチェックができるといいですよね(^^)

簡単にできる検査にはどういったものがあるかを知っておきましょう!

 

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■尿に匂いがある場合の簡単な検査法は?

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トイレに行って尿を出した時に甘い匂いがして、もしかしたら糖尿病ではないかと感じた時、自分で簡単に検査する方法はあるのでしょうか?

糖尿病にかかり、ある程度症状が進んで来ると、尿にブドウ糖やケトン体が出るようになります。

そこで、尿糖やケトン体が尿中に出ているかを尿試験紙で調べれば、糖尿病を発症している可能性があるかが分かるのです!

 
尿糖やケトン体を検査する試験紙は、薬局やドラッグストア、調剤薬局での取り寄せといった方法で入手できます。もしも、近くに販売しているお店が見当たらない場合には、薬局のネット通販で購入可能です。

試薬のついている部分に採尿したばかりの新鮮な尿を浸して結果を待つだけなので、非常に簡単。

試験紙を尿に浸してから決められた判定時間が経過したところで、試験部分の色の変化を見て陰性(検出されない)か陽性かを判定します。また、陽性の場合にはどの程度の量が検出されているかを判断します。

市販の試験紙での検査結果は、糖尿病にかかっている可能性の有無を知る上で参考になります。しかし、試験紙の結果だけで糖尿病であるかないかは、確定できないのです。

そのため、あくまでスクリーニング検査という認識を持つことが大切!

 
試験紙で陽性が出ても、甘いものの食べ過ぎで一時的に尿糖が出たり、腎性糖尿という別の病気が原因であったりすることもあり、必ずしも糖尿病であるとは限りません。

逆に、試験紙で陰性であっても油断は禁物。

医療機関で血糖値を測定すると糖尿病と診断される数値に該当するとしても、正常値より少し高い程度であれば、ブドウ糖が尿中に現れないこともあります。

ただし、試験紙で検査をして陽性が続く場合は、糖尿病の可能性が高いです。特に自覚症状がなくても放置せず、医療機関で血液検査を受けるようにしましょう。

また、陰性の場合でも、日頃の食生活や運動に気を配り、試験紙での検査を定期的に行うことが大切ですよ!

尿糖が陰性でも糖尿病の可能性がある理由については、こちらの記事をご参照くださいませ。
⇒ 尿糖が陰性でも糖尿病の可能性がある!?その理由には血糖値が関係!

 

■まとめ

糖尿病だと尿がどんな匂いになるのかを振り返っておきましょう。

<糖尿病による尿の匂いがコレ!>
① 甘い匂い
② 果物が腐ったような甘酸っぱい匂い

 
糖尿病の症状が進行すると、尿中にブドウ糖やケトン体が排出されます。そのため、排尿の際に甘い匂い果物が腐ったような甘酸っぱい匂いを発するようになります。

尿の匂いや色だけで糖尿病と断定することはできません。

ただし、匂いの他に色が無色透明に近く、頻尿・多尿に悩まされる場合には要注意。糖尿病が原因である可能性が高いです。

 
尿の状態から、もしかすると糖尿病ではないかと不安に感じた場合には、市販の尿試験紙を使用しましょう。尿中にブドウ糖やケトン体が出ていないかを自分で簡単に検査できます。

試験紙での検査では、糖尿病の確定診断はできませんが、スクリーニング検査としては非常に有用ですよ(^^)

試験紙で調べて陽性が続く場合は、たとえ自覚症状がなくても医療機関で精密な検査を受けるようにしましょうね!

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